パックス・アメリカーナの欺瞞とアメリカの良識のメッキが、トランプという触媒を介して、ボロボロと剥がれ落ちていく。アメリカのエゴイスティックな正体を、トランプという対立軸のもと露わになった米国人の余裕の無さが、自ら世界に晒していく。
「世界の一般大衆よ見ろ。これがアメリカだ」
それが悪いとは言わないよ。綺麗ごとを言えない状況の超大国なればこそ、日本は組む価値がある。できることなら、大統領選を通じてトランプとヒラリーが共に疲弊した挙句、マルコ・ルビオが僅差で漁夫の利をGETしてくれるといいんだが、流石にそれは虫が良すぎる願望か。
【デイトン(米オハイオ州)西田進一郎】米大統領選の共和党候補指名争いをリードする実業家ドナルド・トランプ氏(69)が12日、中西部オハイオ州デイトン郊外で演説中、ステージに上がろうとした男が警備員らに取り押さえられる騒ぎがあった。
トランプ氏は11日夜にイリノイ州シカゴで集会を予定していたが、大規模な抗議活動が起きたため、急きょ中止したばかり。過激な発言で物議を醸してきた同氏の集会では、大声を出して演説を遮るなど反対派による抗議が続いている。12日も演説中に抗議が散発。トランプ氏は「外に連れ出せ」「家の母さんのところへ帰れ」などと発言していた。
男がステージ後方の警備用の柵を跳び越えたのは、演説の終盤。後方で起きた異変に気づいたトランプ氏は一瞬、演台を両手で押さえて頭をすくめた。すると、周辺の警護担当者が一斉に同氏の前後左右を囲んで周囲に目を光らせるなど、会場は緊迫した雰囲気に包まれた。
(3月13日 毎日新聞)
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