都合がいいから認めていた移動の自由。都合が悪ければ制限するのは当たり前。この世の真理でもなければ、神様が定めた掟でもないんだし。まして、マケドニアはEU加盟国じゃない。メルケルの安請け合いのとばっちりを喰らって、とんだ迷惑だよ。同国も。
ともあれ、いかにトラブルなく「約束事」の軌道を修正するかが社会の叡知。その点じゃ、今の欧州は間違いなく落第生。
仮に今の難民騒ぎがひと段落したとしても、各国「正体」を晒しちゃったからなあ。もう古き良きEUには戻れまいよ。あるいは、疑心暗鬼の19世紀まで、一足飛びに先祖返りするんじゃね?
【ベルリン=宮下日出男】欧州への難民・移民流入問題で、マケドニアとの国境に近いギリシャ北部イドメニで2月29日、移民ら数百人が国境突破を図り、警官隊が催涙弾などで鎮圧した。フランス北部カレーでも同日、移民キャンプの強制撤去を始めた当局と移民らが衝突し、移民をめぐる混迷が続いている。
イドメニではマケドニアとの国境沿いに設置された鉄製フェンスの一部を移民らが金属製器具を使ってなぎ倒し、越境を試みたところ、マケドニア側の警官隊が催涙弾や放水で応戦。支援団体関係者によると、子供を含む移民ら約20人が治療を受けた。
欧州を目指す移民らの主要な経由地のバルカン諸国では、スロベニアとクロアチア、セルビア、マケドニアが1日580人に入国を制限し、約7千人がイドメニで足止め状態となっていた。DPA通信によると、29日はマケドニアが国境を開くとの噂が広がり、移民らが詰めかけたもようだ。
ギリシャに滞留する移民らは約2万5千人に上り、制限が続けば今後7万人に膨れる恐れもある。同国のチプラス首相は「負担は欧州で公平に分担されなければならない」と強調した。
一方、仏北部カレーでは「ジャングル」と呼ばれる移民キャンプの一部の撤去作業が29日始まり、一部の移民と移民支援の活動家が投石するなどして抵抗。火災も発生した。警官隊は催涙弾などで応じ、活動家と移民計4人を拘束した。
キャンプには英国を目指す移民約3700人が暮らすが、当局は周辺の住民生活に影響があるとして一部撤去を計画。代替施設などへの入居を求めているが、送還を恐れる移民らの警戒は強い。最近は一部がベルギーに移動する動きもみられ、同国はフランスとの間で国境審査を復活した。
(3月1日 産経新聞)
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東方偶像郷。
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