「鴻海の支援案に不満を持つ人たちが、通常なら出す必要のない可能性の低いリスクを鴻海に示したのではないか」
それなりに説得力のある仮説だが、さて、実態はどうだろうね。
それはそれとしてだよ、程度の差こそあれ、偶発債務と分類されるべき爆弾が、従来発表の800億円を大きく上回る3500億円分もあったってことはだよ、
「姐御、姐御。これって粉飾決算の証拠って奴じゃないのか?」
「証拠よ」
「姐御、姐御。これって東芝がやらかした不適切会計とどこが違うんだ?」
「シャープの方が一文字少ないでしょ」
粉飾の言い換え方って色々あるんだね。
シャープの高橋興三社長は26日、鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘会長と中国で会談した。鴻海によるシャープ支援では、訴訟などで将来返済義務が発生する恐れのある「偶発債務」を巡って鴻海が支援契約の締結を保留する事態になっているが、鴻海が偶発債務の内容を精査する時間が必要になったため、今月29日としていた交渉期限を延長することで合意した。最終的な契約は3月上旬にずれ込む見通しだ。
高橋社長は会談で、偶発債務の内容を支援決定の前日に提示したことを陳謝した。一方、シャープは26日、偶発債務が3500億円に上るとの一部報道を否定。シャープは2015年3月期の有価証券報告書で▽太陽電池の生産から撤退した場合、工場の長期電力契約や原材料の調達契約に関し発生する損失計678億円▽会社が肩代わりしている社員の住宅ローンなど、社員が辞めた場合に発生する可能性がある損失124億円--の計約800億円を偶発債務と明示している。
特許侵害訴訟などで負けた場合に支払う損害賠償金も金額算定不能な偶発債務としているが、シャープは「その他に開示が必要と認識しているものはない」と説明。主力行首脳は「(3500億円との報道は)起こる可能性が相当低いものも含まれているのでは」と見る。
シャープも鴻海も、認識の違いが生じた理由について言及していない。鴻海は26日、「大部分が過去に協議した際、知らされていなかった。現状をはっきりさせ、完全な解決策がまとまるよう望んでいる」とする声明を公表。鴻海関係者は「手を引くような話にはなっていない」と話し、シャープや主力行も「白紙になることはない」とみている。シャープ内には官民ファンド・産業革新機構の支援案を支持する声も根強く、「鴻海の支援案に不満を持つ人たちが、通常なら出す必要のない可能性の低いリスクを鴻海に示したのではないか」との見方も出ている。
一方、産業革新機構の志賀俊之会長は26日、報道陣の取材に応じ、シャープに対する支援策の検討に当たり、偶発債務の可能性がある項目については「手続きを踏んで押さえている」と述べた。機構は同日、支援策検討の作業を打ち切った。【浜中慎哉、横山三加子、台北・鈴木玲子】。
(2月26日 毎日新聞)
ここで「【第16回MMD杯本選】フラワリングナイト 〜紅霧夜華2014」を紹介。
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