部品の共同生産なんて、提携という名の「身売り」へ踏み出す第一歩に過ぎない。来年の今頃は、めでたく三井グループ入りだろうな。
自動車業界のタカタ離れが凄い件について(2015/11/7)
去年、全米リコールを巡ってホンダに梯子を外されただけじゃ、ここまでの事態にはならなかった。今月頭、ホンダに過去の嘘報告がバレたのが致命傷だったな。技術的不備はミスだが、不備を隠して嘘を吐くのは罪。
ホンダはじめ、製品ユーザーである自動車メーカーからの支援がほとんど期待できない現状じゃ、仕方ない選択だろうが、屈辱の限りだろうなあ。これまで比較的自分が上位にいると思っていた相手から、ベッドの上ならぬ俎板の上で好きにされる立場に墜ちるってのは。
もしかしたら、悦んでいるかも知れないけどね。少なくとも、会社の懐具合と経営陣以外のタカタ社員の「日常生活」は楽になるんだから。さて現場の実態は。教えてエロい人。
欠陥エアバッグのリコール(回収・無償修理)で業績が悪化する自動車部品大手タカタが、同業のダイセルと提携を検討していることが23日、分かった。エアバッグを膨らませるガス発生装置の共同生産などが浮上している。
タカタは硝酸アンモニウムを使用するガス発生装置を生産していたが、エアバッグの異常破裂の一因と指摘され、製造を段階的に中止することで米道路交通安全局(NHTSA)と合意した。このため、別のガス発生剤を使った装置への移行を進めているが、顧客離れが起き、単独での事業拡大は厳しい状況だ。
ダイセルは硝酸アンモニウムとは異なる発生剤を採用しており、今回のリコールで不足する交換用部品の一部を生産している。
タカタは23日、産経新聞の取材に対し「(ガス発生装置の)安定供給についての検討をダイセルと行っている」と明らかにした。ただ、具体的な内容は決まっていないという。
両社のガス発生装置の事業を切り離し、共同出資会社を設立する案なども検討されるとみられる。
コメントを残す