【無視して負け】パリ同時多発テロの現場に、難民申請して入国したシリア人の旅券【反応しても負け】

 欧州が「これはテロリストによる工作だ!」と無視すれば、今後難民として流入してくるテロリストは、ほとんどノーチェックでヨーロッパに侵入できると公言したも同然。テロリストが続々と血生臭いピクニックをしにやってくる。

 逆に「難民にテロリストが紛れ込んでいる!」として、捜査やチェックを始めれば、どうなるか。ギリシャやトルコに滞留している難民の流れに更なる混乱が生じるだけでなく、既に欧州に流入している数十万人の難民に対する不信の目は強まり、各地で排斥と衝突と流血の事態が起こるだろう。

 つまり、どちらに転んでも欧州の負けだ。というより、ぶっちゃけた話、

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「欧州が既に大量の難民を受け入れ、冬を前にした最後の受け入れピークのこのタイミングだからこそ、ISは、欧州の真ん中で大規模テロを起こしたんじゃないのかな」

 13日の金曜日に、流入難民へのテロリストの潜入を臭わせるという、最高に効果的な疑心暗鬼の種をばら撒きつつ。

 これから欧州は、流入難民と自国民の双方において制御不能な爆弾を抱えながら、長い冬を迎える。その間に現地で醸成される時限爆弾の種はどれだけの数になるだろう。潜在的な危険を生む母体として、今回の11・13は、9・11より厄介な存在になったと言っても過言ではない。

 期せずして、フランスではTGVが脱線して10名死亡、「中東のパリ」ベイルートでは連続自爆テロで200名以上が死傷した。偶然であれ、計画通りであれ、不安の種は撒き続けられる。これが神の悪意によるものなら、我々は何を信じればよいのだろうか。

テロ容疑者?旅券の人物、先月難民手続き 死者129人

 パリで13日夜に起きた同時多発テロ事件で、犯行グループが同一の爆発物や自動小銃を持っていたことがわかった。パリ検察当局が14日夜(日本時間15日未明)に会見して明らかにした。死者は129人、負傷者は352人で、うち99人が重傷だという。

 検察によると、容疑者は少なくとも7人おり、全員が爆発物を仕込んだ同じベルトをしていた。また、3人はAK47とみられる自動小銃を持っていた。

 容疑者は3グループに分かれ、3人はサッカー場「スタッド・ド・フランス」付近でそれぞれ自爆テロを行い、4人が犠牲になった。

 別の3人はコンサートホール「ルバタクラン」を襲撃。80人以上が死亡した。近くのレストランやカフェでも死者が出ているが、検察は「どのグループによる犯行かわかっていない」としている。

 また1人はボルテール大通りで自爆テロをしたが、犠牲者は確認されていないという。

 一方、検察は会見で、サッカー場で見つかった自爆テロの容疑者1人の遺体の近くから、シリアの旅券(パスポート)が見つかったと述べた。旅券の人物はシリアで1990年9月に生まれ、現在は25歳になる。だが容疑者が旅券の所有者本人かどうかは不明。

 ギリシャ政府は会見に先立ち、この旅券の所有者が10月3日、トルコ国境に近いギリシャ東部レロス島で難民として手続きをとった記録があることを明らかにした。ギリシャは指紋などのデータをフランスに送った。ほかに、8月7日にギリシャに上陸した30歳の男の照会もフランスから受けたという。

 コンサートホールを襲撃したグループは、ベルギーで登録されたナンバーの車を使っていた。ベルギーの検察は首都ブリュッセルで、今回のテロに関与した疑いで数人を逮捕した。

 オランド仏大統領は14日午前のテレビ演説で、事件が過激派組織「イスラム国」(IS)によって引き起こされたと断定。「今回の戦争行為は事前に準備され、組織的に計画されている。外部の計画と内部の共犯関係で引き起こされたものだ」と述べていた。(パリ=神田大介)

(11月15日 朝日新聞)

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