見ているか、零式艦上戦闘機。見ているか、YS-11。
貴方の孫が、お前の息子が、征く。
国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)は11日午前、初飛行に成功した。開発を担う三菱航空機は今後、2017年4月以降に予定する全日本空輸(ANA)への初納入に向けた準備作業を加速する。国産旅客機の初飛行は、プロペラ機「YS11」(日本航空機製造製)が実施した1962年8月以来53年ぶりで、日本の航空機産業の復活に向けた大きな前進となる。リージョナルジェットは米国などの短距離の都市間での飛行を想定している。
MRJは午前9時35分、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)を離陸。約1時間半の飛行後、同空港に無事着陸した。空港周辺には多くの航空ファンらが詰めかけて見守った。
MRJは08年、三菱重工業が事業化を決定。当初は「11年の初飛行、13年の初納入」を予定していたが、主翼の材料変更や部品調達の遅れなどで計画を先延ばし。今年10月中に予定された初飛行も、操縦席の一部改修が必要と判断し、約2週間延期していた。
MRJは6月以降、同空港で地上走行試験を繰り返し実施。今月6日からは離陸直前の時速約220キロに達する地上高速走行を試し、この日に備えていた。
全日空のほか、国内外の航空会社と既に納入する契約を結んでおり、受注はキャンセル可能なものを含めて現時点で407機に上る。しかし今後は日米で2500時間に上る試験飛行を通じて、航空当局の安全性審査を受ける必要がある。ようやく実現した初飛行だが、乗客を乗せて就航するまでには多くの課題が残っている。【竹地広憲】
ここで「ほっぽや 完全版」を紹介。
ほっぽちゃん「カンドウオイテケ」。
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