海外ユーザー推移の読み違いや広告宣伝費の使い過ぎは、経営戦略上のポカとしてはよくある話。これらの要因によるIPO直後の業績下方修正を、殊更に「計画的な上場ゴール」と決めつけたくはない。とりあえず今のところは。
しかし、これまでのgumiの成長の功労者達を、IPOでカネを集めた直後のタイミングで、用済みとばかりにクビってのはどうかと思うよ。何のために100億円集めたんだよ。単に創業者利益の顕在化や、攻めの投資資金の確保のためだけなのか?。こういう逆境時のために手元資金を厚くしたり、レバを効かせて運転資金用の借入枠を大きくするためでもあるんじゃないのかい?。たった3カ月で、その工夫をする義務すら放棄するのかい?。ブラウザゲーム系開発者を、今、労働市場に放り出しても、路頭に迷わすだけとは思わないのかい?。国光宏尚は。
上場ゴール疑惑や狡い売り抜けガッポガッポ以上に、今回のリストラから漂う酷薄さの方が気に入らないね。個人的に。国光をはじめとするgumi経営陣に対しては。
gumi、ブラウザゲーム系の開発者を中心に100名程度の希望退職者を募集
gumi<3903>は、この日(3月27日)、gumiとgumi Westの全社員を対象に100名の希望退職者の募集を行うと発表した。募集期間は、3月30日~4月17日までで、退職日は4月30日。gumiの國光社長は、先に行われた決算説明会でも人員整理を行う可能性があることに言及していた。
同社では、2012年より、ブラウザゲームからネイティブアプリへと転換を図ってきたが、ネイティブアプリ開発が可能な人員を新たに雇用するとともに、ブラウザゲームのサービスに従事してきた人員はネイティブアプリ開発に対応できるようにするため、継続的な研修や積極的なネイティブアプリへのアサインとOJTを逐次行ってきたという。
この結果、収益面については、ネイティブアプリの売り上げが90%を超えるなどネイティブシフトがほぼ完了したものの、ブラウザゲームに従事する人員について、一部でスキルセットの転換や配置換えが遅れているケースもあったため、これを機に他社への転進などを求める社員に対する選択肢として、希望退職を募集することを決定した、としている。
なお、今回の募集に伴って発生する費用などについては、応募者数と特別退職金が確定次第速やかに開示するとのこと。また特別退職金などは、2015年4月期連結業績において特別損失として計上する予定。
(3月27日 Social Game Info)
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