喜納昌吉@民主党の「離党無しの沖縄県知事選出馬」は、利己的なプチ利敵行為

「福島県知事選は内堀雅雄、沖縄県知事選は翁長雄志」で決まり(2014/9/10)

 状況としては1月前↑と大して変わらないが、喜納昌吉の今後の政治活動を考えると、彼のこの頑なさは、それなりに面白い。例えば、11月16日の投開票日だけど、喜納が発するコメントを妄想してみると、

  • このまま翁長雄志が当選した場合:辺野古への米軍基地移転反対派が勝利して良かったね。おいらも反対。所属派閥は違うけど、基地移転反対と言う一点で上手くやれるはず。おいらを支持した●万票の有権者と共に、いついつまでも花をつかもうよ。
  • 基地移転反対派の分裂で仲井真弘多が再選した場合:泣きなさい。笑いなさい。基地移転賛成派である仲井真知事の当選は、沖縄県民の民意を正確に反映したものじゃない。長くはもたないって。むしろ、いずれ中央に寝返る可能性大!の沖縄自民の大物・翁長の当選を阻んだおいらに、反基地派や民主党中央は感謝すべきだ。長い目で見ればね。だから、いつの日か、いつの日か、花をさかそうよ。一緒に。
  • 万一、喜納昌吉が当選した場合:沖縄は私を選んだ!( ー`дー´)キリッ

 こんな感じかな?。一番苦しい言い訳は、仲井真再選のパターンだが、喜納が正式に離党せず、ポッポ鳩山のチョンボ以来の「反民主な基地移転反対派」の受け皿として、驚異の稼働率200%な大活躍の可能性が無くなった以上、翁長優位な選挙戦は変わらない。

 むしろ、離党せず選挙戦に突入することを公言する姿に、喜納の本心が透けて見える。保守分裂&野党相乗りという歪な形の神輿に乗って当選した後の翁長県政の混乱を見越して、「基地移転反対派の県内正統派」としてのポジションを明確にした方が、彼の陣営にとっては色々と都合がいいしね。対県内・対政府戦略のどちらから見ても。

 そうだなあ、例えるならば、今の喜納のポジションは、

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年初の東京都知事選で、宇都宮健児の足を引っ張った細川護熙&小泉純一郎の如くだ。

 あの時は、細川の殿や小泉パパンの出馬を無邪気に喜んだり、彼らの勝利を妄信するような微笑ましい方々が大量発生していたが、今度の沖縄知事選はどうだろうね。喜納の思惑とは別に、彼らのようなおめでたい人たちの狂騒ぶりにも興味があるよ。ほんのちょびっとだけど。

喜納氏、民主党本部の指示に従わず…沖縄知事選

 沖縄県知事選(11月16日投開票)に出馬を表明している民主党県連の喜納昌吉代表(前参院議員)は4日、那覇市内で記者会見し、党本部から出馬をとりやめるか、出馬する場合は離党するよう求められていることについて、「立候補(する意思)は変わりない。離党する理由はない」と述べ、党の指示に従わない考えを明らかにした。

 党本部は同知事選に自主投票で臨む方針。

(10月4日 読売新聞)

2 件のコメント

  • 県民さん

    コメントありがとうございます。

    >県内での彼に対する評価・支持率は低い
    ですよねー。いくら今回の知事選が混沌としているとしても、
    喜納昌吉は「ない」と私も思います。そんな中、
    どのくらいの票を集められるかに、少々興味があります。

    それでは今後ともよろしくお願いします。

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