「永遠の愛なんて、やっぱり嘘だったんじゃないですか」
「中に鉄筋が入ってないのに南京錠の重さに耐えられる橋なんていませんよ」
悲しみの向こうへと~
辿り着けるなら~
恋人どうしで南京錠をかけると愛が永遠に続くと言われ、人気の観光スポットになっているフランス、パリにある橋の欄干が、増え続ける南京錠の重みに耐えられずにとうとう壊れ、市は対策を迫られています。
パリのセーヌ川に架かるポンデザール橋は、5年余り前から、恋人どうしで欄干に南京錠をかけると愛が永遠に続くと言われるようになり、世界中からの観光客が集まる人気のスポットになっています。
欄干は、増え続ける南京錠でびっしりと覆われていて、8日、とうとう重みに耐えられなくなった欄干の一部が通路側に倒れました。
けが人は出ませんでしたが、橋は数時間にわたって通行止めになり、現在は応急処置として壊れた部分に木の板が貼り付けられています。
橋の欄干に南京錠をかけることについて、市民からは「景観を損ねる」とか、「安全上の問題がある」と反対する声も上がっていましたが、パリ市は、街の活性化につながることから黙認してきました。
しかし、今回、欄干の一部が倒れたあとも、南京錠をかけようとする恋人たちがあとを絶たず、市は何らかの対策を迫られています。
(6月10日 NHK)
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