国連南スーダン派遣団の韓国軍に、自衛隊が弾薬提供

自衛隊の海外展開、それも弾薬提供という思い切った行動に、一番文句を言いそうな韓国を援助対象としたこと。韓国からすれば、それへの礼という形で、公式外交を自然かつ自国から再開できること。そして、日本政府からすれば、諸事無理のない形で、海外への武器提供の既成事実を作れること。

 これら全て、日本の国益に適う。まさに妙案なり。

韓国に銃弾提供=南スーダン、PKOで初―政府

政府は23日、首相公邸で緊急の国家安全保障会議(日本版NSC)4大臣会合を開き、国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加している韓国軍の要請を受け、陸上自衛隊の銃弾を国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき国連を通じて提供する方針を決めた。PKO協力法に基づき国連に武器が提供されるのは初めて。

(12月23日 時事通信)

おまけに、今回のようなケースが増えれば、「外向け供給用の在庫を一定量確保し続けるために」、慢性的に弾薬不足な自衛隊の現場も改善するかも知れない。まさに、一石数鳥だな。

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