「琴浦さん」第4話「変わる世界」感想 ~ 「優し過ぎるその子の分まで、誰かが突っ走ってあげればいい」

昔、ゴトゥーザ様声のどっかの酒飲みママンが、そういうことを言ったとか、言わなかったとか。もっとも、真鍋義久君@CV福島潤氏の場合、突っ走る原動力が色々とカオスなので、その何だ。困る。

周囲の人たちの心が読める故に、その人たちを傷つけたくないという臆病な優しさ故に、自分で「自分の世界を見限ってしまっていた」琴浦春香嬢@CV金元寿子女史。彼女の判断は一面において正しい。しかし、それによって、彼女は自分が幸せになれない目先の現実を甘受していた。その意味で、彼女は間違っていた。ずっと間違っていた。

その悲劇のヒロインの「半分正しい間違い」をぶち壊すことが出来るのは、室戸大智君@CV下野紘氏が指摘した通り、「知るか!ボケェ!」と御舟百合子嬢@CV花澤香菜女史が引っ張り出した通り、彼女の「半分間違っている正しさ」を真っ正面から粉砕できる、真鍋君という直球バカだけ。

かくして、他人と関わらない自分の世界に再び引き篭もろうとしていたお姫様は、ペンペンしたお尻を撫で回すことを夢見る特殊性癖持ちの騎士に助けられ、ついでに、森谷ヒヨリ嬢@CV久保ユリカ女史という、「心の闇を自分に曝け出し、かつそれによって彼女を傷つけたことを謝ってくれた初めての人」との再会と和解を果たして、今までの自分の世界を変えることに踏み出し始めました。そういう「ハッピーエンドなおとぎ話」。今回はそんなエピソード。

ホント、本作は毎回が最終回クオリティだね。すごい。春香嬢が「自分の世界の変化」に踏み出したことで、Aパート冒頭の「春香嬢がいてもいなくても変わらなかった世界」が、Bパートラストで変わり始めた。この演出って、地味に高レベルだと思うわ。

時に、和尚様@CV仲野裕氏の超能力ヲタぶりはともかく、孫娘の尻や太ももやチッパイにハァハァする「人の道を少し外れてる」琴浦善三爺様@CV西村知道氏。先週まで中の人が、孫娘に「道」指南していた謹厳なお爺様@スマイルプリキュア!を演ってらっしゃったので、そのギャップに思わず、ぬふぅ。

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