本エピソードと直接関係ありませんが、悪役幹部が浄化されて、その正体の動物がどこかの道端で息絶えているのを主人公or通行人に発見されたり、葬られたりしたって展開をどこかの漫画やアニメで観た気がするんだけど、何だったっけかなー?だった今回の「ハートキャッチプリキュア!」。脚本:「色々とお疲れなようで」栗山緑御大、演出・絵コンテ:「バトル演出はこれからかなあ」織本まき子女史、作画監督:「正直もっと頑張って欲しかった」ポール・アンニュヌエボ&フランシス・カネダ両氏という、正直「もう少し上手くやれたはずでは?」だった第40話、「さよならサソリーナ・・・砂漠にも咲くこころの花です!」。
で、結論、「三幹部の絆の描写は良かったね」。以下、個人的見どころをサクッと列記。
- アバン。いきなりバトル。で、サソリーナさん@CV高乃麗女史、初っ端から負けスメルプンプン。合体モードでもキュアムーンライト姐さん@@CV久川綾女史一人に全然敵わない。まあ、ポストベースのデザトリアンってのが素体的にとても強いとは思えんけどね。そしていつものように浄化の光に蝕まれ、邪悪の闘争心を失っていくの図。うーむ、何て言うか聖なる光=放射線元素のアレみたいだ(ぉ)。
- 今回の映画、歴代プリキュアのピンでは最高の成績だそうで。
- Aパート。プリキュア・パワー・ドランカーになっているサソリさんを気遣い、「このままプリキュアに敗れて消滅させる位なら、いっそ今、心を鬼にしてサソリーナを解任し、自分たちの仲間の姿のまま惑星城に送還すべし」という同僚の優しさを魅せる、クモジャキーさん@CV竹本英史氏とコブラージャさん@CV野島裕史さん。そんな二人の気持ちを理解しながらも「礼は言わないわよ」と最後の出撃に向かう紅一点。そんな彼女に、自分たちのダークブレスレットを餞別として渡す漢二人。それ以外に見るべき点は無し。
- え?「明堂院いつき嬢@CV桑島法子女史の後継会長」佐藤一二三君@CV内藤玲氏?誰それ?。美味しいの?。
- Bパート開始。ダークブレスレット三連結効果で、第38話のデザートデビルに勝るとも劣らない、校舎ベースの大型デザトリアン@CV金田朋子女史(お久!)を顕現、プリキュア4に最後の戦いを挑むサソリーナさん。
- 今回のデザトリアンは、キュアブロッサム@CV水樹奈々女史、キュアマリン@CV水沢史絵女史、キュアサンシャイン、キュアムーンライト姐さんの4連装からだパンチを受け切るタフネスさ、デザートデビルの攻撃も耐えきったムーンライト姐さんすら壁にめり込ませるパワー、そして大口径エネルギー弾を乱射する圧倒的な火力と、まさに最強。しかし、やはり無理なドーピングは死亡フラグの格言通り、限界を超えたサソリーナさん活動停止。最後は、プリキュア・ハートキャッチ・オーケストラの鉄拳制裁の前に敗退。
- それにしても、ムーンライト姐さん。苦しむサソリーナさんを前にして「(彼女の)苦しみを終わらせるのよ」って、貴女が言うとまんま介錯なんですが(^^;。
- 100%浄化されると言うことは、砂漠の使徒として在り続けることは不可能になると言うこと。その意味で既に瀕死のサソリーナさん。見捨てることはできぬ!と救助に向かおうとするコブラさんを押しとどめるクモさん。「もはや叶わぬ勝利ならば、せめて砂漠の使徒として散らせてやろう」という武人の優しさを魅せるクモさんと、その意を汲んで静かにサソリーナさんの最後を見届けるコブラさん。やだ。何、この二人カッコイイ。
- サソリーナさん乾坤一擲の巨大デザトリアン消滅。佐藤なんとかのこころの花を回収し、一息ついたプリキュア4の前にいたのは、完全浄化され最期を迎えようとしているサソリーナさんを膝に抱くクモさんと、「この二人の邪魔はさせん!」と横目でプリキュア4を威圧するコブラさん。やだ。何、この三人カッコイイ…!。
- 労わりの言葉をかけるクモさんにダークブレスレットを返すサソリーナさん。これを観て、FSSのウリクル殉職シーンを思い出した神楽はウン十歳。
- 一筋の涙、そして最後の一言「コブラージャ、クモジャキー…ありがとう」を残して消滅するサソリーナさん。残されたのはサソリーナさんのこころの花「カタクリ」。花ことばは「嫉妬、淋しさに耐える」。消えゆくサソリーナさんの残滓と共に、いずこかへ飛び去る彼女のこころの花を見送りながら、改めてプリキュア4に宣戦を布告するクモさんとコブラさん。今日のこのお二人、最後までカッコ良かったです。
- 飛び去ったサソリーナさんのこころの花が向かったのは、山間の小さな診療所。そこで目覚めた、サソリーナさんに似た一人の女性が発した言葉は「長い間、悪い夢を見ていた気がする…」。つまり、砂漠の使徒って、こころの花が枯れきって植物状態になった人間or人型デザトリアンってこと?。幹部を倒すと言うことは、すなわち彼らor彼女らを解放するってことなのか?。これはこれで良いかも。つか、良かったよ。サソリーナさんが「殉職」じゃなくて「幸福」になってくれて。
- デザトリアンのひと暴れで荒れた校舎内をかたずける生徒さん達。その中でも率先して作業に打ち込む佐なんとか。別にどうでもいいや。
- 方や、戦場の跡を前に、サソリーナの最後の涙に想いを巡らすつぼえり。それはいいが、最後にえらくアッ軽く現実回帰したのは何故なんだぜ?。
- 今回は、例えるならば「極上のパティに三級品のバンズを組み合わせたら、二級のハンバーガー」になってしまったでござるというエピソード。砂漠の使徒三幹部ついでにサバーク博士@CV楠大典氏が、(練りはともかく)せっかくいい味を出して涙腺ウルウルだったのに、主人公サイド特に砂糖なんとかの描写練り込みが、全然ダメダメ。もったいないなあ。シュガー何とかのこころの花が萎れる理由が、「後任会長に指名されたけど僕には明堂院会長の替わりなんてできない」とかならまだ良かったんですが…。バトルシーンもイマイチ乗り悪いし、個人的にちょっと残念かも。材料的に、もっと締まったエピソードに出来たはずと思うだけに、なおさら。
- でもまあ、今日のサソリーナさんの一件から考えると、残りの御二方も似たような敗北→解放&復活ってことになるんですかね?。そうなったらなったで、最終回がちょっと楽しみだな。エピローグで人間として復活を果たした三人が社会復帰し、知らず知らずにすれ違うってシーンがあったりすると嬉しいかも♪。
- 来週は、また幼女キター!そして妙にエロい保母さんキター!。残り10話切って、こんなエピソードを持ってくるなんて、東映アニメーション…恐ろしい子…っ!。まあ、二週も続けて今回みたいな重いエピソードだと、ハトプリ観ている小さなお友達のこころの花が萎れちゃうもんね。
ここで「そらのおとしものf 「フォルテ」 第8 ED [踊り子] 」を紹介。
無印の「初恋」に続いてこれか!。村下孝蔵さんって懐かしすぎるやろー!!(歓喜)。しかし、イカロスと生徒会長は歌上手いなあ。
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