東京・横浜・川崎の3港提携、入港料値下げし中国に対抗

既に手遅れ。地方の土建屋と地元政治家の言うままに半端な港湾整備、一方で、オペレーティングシステムは旧態依然で使い勝手の悪さは放置というのが90年代の港湾整備政策 in JAPAN。そんなんじゃあ、香港・シンガポールとの競争云々以前に、集約/効率化を進めた同時期に釜山に東アジアのハブ港を持っていかれても当然だろうさ。肝心のところで手遅れ&時代遅れなのに、今更入港料値下げ程度でどうにかなるとでも思っているのかね?>3港関連自治体。

 …いや、彼らを責めるのは筋違いか。「今から」彼らがやれることなんてそれくらいしか無いんだよね。悪いのは土建屋と政治家の太鼓持ち化している国交省の役人連中。道路行政の件といい、ホント彼らの思考には国家戦略と言うものが無いよな。

 東京都と横浜、川崎両市は21日、東京、横浜、川崎の3港の経営統合を視野に、実質的な入港料値下げとなる包括提携を結ぶことを決めた。

アジアでは、急激に経済成長する中国・上海港などの取扱量が急伸しており、都などは規模拡大やサービス向上で対抗する考え。統合すれば取扱量は世界13位となる。

今回の提携では、各港に入港する船の情報を共有。3港のうち1港に入港した船は、1港分の入港料を払えば、残り2港に立ち寄った場合でも入港料や手続きを免除されることになる。

アジア各港のコンテナ取扱量は急増しており、香港やシンガポールは、1996年には20フィートコンテナ換算で年1200万個だったが、2005年はいずれもほぼ倍増。上海も9倍の1800万個となった。一方で、東京、横浜、川崎3港は、「船主や荷主にとって使い勝手が悪い」(都幹部)ことから伸び悩み、横浜港の取扱量は96年の世界11位から05年は27位に、東京港も12位から22位に転落している。

(2008年3月21日 読売新聞)

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