「ドルジが消えても横綱(かわり)はいるもの」「ドルジは用済み」。ここぞとばかりに問題児排斥キャンペーンを張りまくる日本相撲協会に萎え。気持ちは分かるけどさ。
もっとも、本件について個人的に更に萎えなのはヒデ。先日のようつべへの選挙参加キャンペーン動画投稿(下記リンク先参照)といい、今回の外務省&モンゴル政府筋イベントへの参加といい、相変わらず、この「自分探しの旅人サン」は政治/外交絡みのイベント参加には人一倍熱心だな。それもリスクゼロで。
観たときに思わず噴出しちゃったのが、この「特定の色はなるべく着けないままヒデの商品価値だけを上げましょ」PV第○段。出演:中田英寿、演出:サニーサイドアップ&胡散臭い連中。相変わらずな「計算高さ丸出しなカリスマ/神様ブランド」狙いのプロモっぷりに激萎え。現役時代の可愛さ余って萎えさ100倍。
ヒデはこの画像を通じて自分が何言ってるのか分かってるのかね。「地球市民的にキャッチーな画像や耳障りのいい言葉並べました。でも自分自身の具体的な思想/政策はナッシング。こんなノンポリな自分だけどPV作ったんで観て(&支持して)ね♪」って高らかに宣言してるだけなんですが。でも、支持してくんないとシニカルにぶーたれるんだろうなあ(ヒデのキャラクターで致命的なのは、期待するリアクションが帰ってこないと100%相手のせいにする天然セルフィッシュなとこ)。
つかさ、これが「選挙に行こうぜ」キャンペーンの一環なら、「選挙行こうぜ!」だけでいいんだよ。なまじ環境だの地域紛争だの大所高所なテーマから「ヒデ=若き思想家」的な宣伝しようと色気を出すから、お題と中身が大きく乖離。速攻ボロが出てただの痛いPVになっている。これは、ヒデ本人と言うより「商品」管理やっているサニーサイドアップその他の戦略ミスだな。
「このPVカコイイ!ナカタカコイイ!」で思考停止する/洗脳される輩以外にも、このPVが支持される可能性があるなら、そりゃまあ作る意味もあるけど、こんなのを支持する層の民度って、ぶっちゃけどうよ?と思っちゃいますね。
腰のけがで巡業休場を認められた横綱朝青龍が、モンゴルで中田英寿さんらとサッカーに興じていた問題で、日本相撲協会巡業部は27日、両国国技館で臨時会議を開き、今後、横綱から出場の申し出があった場合も夏巡業参加を認めない方針を固め、大島巡業部長(元大関旭国)らが記者会見で明らかにした。
師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「巡業に出るよう話をする」と、30日に帰国予定の朝青龍に出場を強制する考え。しかし、巡業部の不知火副部長(元関脇青葉城)は、「全治6週間なら普通は入院。横綱が休むことは、もう承認したことで、今から出たいと言われても、お断り」と厳しい態度を見せた。
朝青龍は21回目の優勝を飾った名古屋場所後、腰の疲労骨折や左ヒジのじん帯損傷などで「6週間程度の休養、加療を要する」との診断書を提出。巡業部の休場許可を得た後、サッカーに興じる様子がテレビで放映された。
(7月27日 読売新聞)
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