「アスリートの魂を知る男」松岡修造の株爆騰な平昌五輪の件について

フィギュアスケート女子シングルの頂点争いが、「ド根性妖精」アリーナ・ザギトワと「アニヲタ女王」エフゲニア・メドベージェワの一騎打ちになることは誰でも分かっていた。この双璧に続くのが今回銅メダルのケイトリン・オズモンドをはじめとするカナダ勢や、イタリアのカロリーナ・コストナーであろうことも分かっていた。

 その厚い壁の前に、自己ベストの222.38点を叩き出したものの4位に終わった宮原知子に対して、「(メダルに届かなかったことが)残念な結果に終わりました」から入った某局のサラリーマンインタビュアー。「ショートもフリーも自己ベスト。本当に自分を超えた。おめでとうと言いたい!」と彼女のベストパフォーマンスを称賛した松岡修造。どちらのコメントが、アスリートの魂により近くそして温かいものであったか。改めて比べるまでもない。

ただの暑苦しい男じゃないんだな修造。元アスリートはアスリートの心を知る。アスリートは、他の誰かではなく、過去の自分自身を超えてこそ素晴らしい。アスリートの成果の賞賛すべき点を我々外野の一般人にも知らしめてくれる。正直見直した。

17日の男子シングルのメダルセレモニーで羽生結弦&宇野昌磨の金&銀メダル受賞に感動して、いつものように号泣している織田信成に「本田さん、高橋さん、そして織田さんも含めて羽生さんと宇野さんがいけたのはそこから繋がっているからこそのメダル」「決して一人でいったわけじゃない。日本のフィギュア界が作り上げたワンツーフィニッシュ。織田さんはその中にいるんですよ」とその場で激賞した時も見直したが、今日の宮原知子へのエールで更に見直した。

修造に倣って、おいらも言わせてもらおう。宮原知子選手、五輪での自己ベスト&4位入賞おめでとう。坂本花織選手、世界の強豪の中で自己ベストに近い209.71点&6位入賞おめでとう。

松岡修造の宮原へのインタビューが「神」と話題 開口一番「おめでとう!」

スポーツキャスターの松岡修造が23日、平昌五輪フィギュアスケート女子で4位となった宮原知子へ行ったインタビューについて、ネットで「本当、神」など称賛を呼んでいる。

松岡は全員の演技が終わった後の宮原をインタビュー。開口一番「ショートもフリーも自己ベスト。本当に自分を超えた。おめでとうと言いたい!」と切り出し、宮原も思わず笑顔。「やれることは全て出来たと思うので、ここまで来たらメダルを獲りたいって、終わった瞬間は思ったんですけど、やっぱりまだまだ足りないところもありましたし、まだまだ出来る事があるなと感じました」と正直な気持ちを明かした。

宮原は演技直後のインタビューでは「残念な結果ではありますけど」と切り出されており、ネットではこのインタビューと松岡のインタビューを対比。「こういうときの修造さんは本当、神だわ」「自己ベストおめでとうから始める松岡修造の方が宮原選手の本音を引き出せていた気がする」「宮原選手も嬉しそうでホッとした」「おめでとうって伝えてからインタビューしてくれたの嬉しい」「アスリートへのリスペクトが心の底にあるから全然違うな」と、称賛の声が上がっていた。

(2月23日 デイリースポーツ)

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