2月の東京鋼鉄&大阪製鉄の事業統合白紙騒動と、根っこは一緒。浦野社長@ペンタックスは苦労が足りねえよ。
http://d.hatena.ne.jp/kagura-may/20070222
カメラ大手のペンタックスは9日、光学ガラス大手HOYAとの合併計画をめぐる混乱を招いた責任を取り、浦野文男社長(63)が辞任する意向を固めたことを明らかにした。合併計画の推進が難しくなったことからHOYAは株式公開買い付け(TOB)による買収に方針を切り替えたが、ペンタックスの取締役会がTOBに賛同するかどうかは微妙な情勢で、敵対的TOBに発展する可能性も出てきた。
両社は昨年末、今年10月に合併することで合意していた。しかし、4日開かれたペンタックスの取締役会では「複数の大株主から合併比率に不満が出ており、株主総会で合併計画が否決される可能性がある」として合併断念の動議が出された。採決の結果、賛成6、反対2で動議は成立。反対したのは計画を進めてきた浦野社長ら2人だけだったという。
これを受け、自ら主導した合併計画が頓挫した責任を取り、浦野社長は5月までに辞任する意向を表明。ペンタックスの取締役会は、後任の社長に綿貫宜司取締役上級執行役員(54)を充てる方針を固めたという。
HOYAは9日の取締役会でTOB実施を正式に決める予定。
ペンタックスも臨時取締役会を開いてTOBへの賛否を議論するが、当初「対等の精神」(浦野社長)としていた合併計画と違い、TOBでは「HOYAがペンタックスをのみ込む」形が鮮明となる。ペンタックス経営陣がTOBに賛同するかどうかは不透明な状況だ。
(4月9日 産経新聞)
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