よりにもよって「近未来通信の又従兄弟」YOZANの子会社化かよ!>キティ。共倒れスメルしかしないんですが、マジで。
ブロードバンドのワイヤレス通信事業を展開するYOZANは、アーティストマネジメントとキャラクターコンテンツ事業のキティライツ&エンターテインメント(キティライツ)を株式交換で完全子会社化する。
現在、キティの関連会社と国内投資会社リード・フィナンシャル&アドバイザリーが、キティライツの共同出資会社となっている。しかし、株式交換によりキティライツは、4月9日以降YOZANの完全子会社となる。
キティライツは、アニメ・映画製作会社のキティフィルムの議決権のある54.5%の株式を保有している。YOZANは、キティライツを傘下におさめることで、キティフィルムの持つ数多くのアニメ作品『うる星やつら』や『めぞん一刻』の権利利用が可能になる。株式交換を利用した今回の買収総額はおよそ4億円である。
YOZANはこれまでの通信事業に加えて、コンテンツ事業を新しい事業の核にする計画を持っている。今回の子会社化の目的は、そのためのコンテンツ強化である。
YOZANは出版会社飛鳥新社の子会社化も決定しており、飛鳥新社も含めたコンテンツ事業のシナジー効果を目指す。
キティグループは1970年代に設立され音楽出版や実写映画の製作を行ってきた。80年代にアニメ製作に進出し、マンガ家高橋留美子さん原作の『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らん馬1/2』などの大ヒットでアニメ製作事業を拡大した。
その後『銀河英雄伝説』、『YAWARA!』などの人気アニメの製作も行なった。しかし、みずからは制作部門を持たないこともあり、現在アニメ事業は縮小している。過去の有力作品の版権管理が主な事業となっている。
現在インターネットやモバイルの市場拡大では、有力コンテンツの確保を巡って企業間競争が激化をしている。新しいコンテンツは作れても、有力コンテンツに育てるのは難しい。
今回キティグループを子会社化するYOZANにとっては、キティフィルムの持つ映画・アニメの価値は高く。特にかつて一世風靡をした『うる星やつら』、『めぞん一刻』の価値は、同社の今後のブロードバンド事業に大きな影響を持つだろう。
(アニメ!アニメ!ニュース 3/17)
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