考古学的な事実よりも文学的な想像が優先されるであろう今回の発見。叶う事なら、この二人の亡骸をこのまま埋め戻してやって欲しいと思う神楽は、「文学的想像優先派」。いいじゃん。それで。
【ローマ8日】発掘調査中のイタリアの考古学者が、約6000年前に、腕を絡ませて抱擁するような形で埋葬された若い男女のカップルの人骨を発見、「時を超えた愛」として話題になっている。
2体の人骨は、イタリア北部のマントバでの発掘作業中に発見された。向き合って腕を絡み合わせており、保存状態も良好だった。発見した考古学者の責任者メノッティさんは、「新石器時代の埋葬室で発見した。骨は男と女のものとみてまず間違いないと思うが、DNA鑑定で数カ月後にははっきりしたことが分かるでしょう。歯列が完全で摩損も少ないことから、若い人の骨だと思われます」と話した。
メノッティさんはまた、「なぜこのように抱擁するような形で埋葬されたかが、皆さんが知りたいところだと思いますが、私は時を超越した大きな愛情のしるしだと考えます。2人はお互いに強く思い合っていたのでしょう」と語った。
当時は、時には夫が死亡した際に、夫人が一緒に埋められる風習もあったようだが、メノッティさんは、その場合は夫人の遺体は夫のそれに平行に並べて埋葬され、腕を絡ませるようなことはないので、今回のケースはそれに当たらないだろうとしている。
(2月9日 時事通信)
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