【ワシントン1日共同】中東のヨルダン渓谷にある約1万1400年前の遺跡から、人間が栽培したらしいイチジクの化石をイスラエルなどのチームが発見、2日付の米科学誌サイエンスに発表した。穀物栽培が始まったとされる時期より1000年近く古く、最古の農作物はイチジクだった可能性が出てきたとしている。
遺跡の住居跡から見つかった化石は、直径2センチ弱のイチジク9個と300以上の果肉の粒。チームによると実は熟し、形崩れしていなかったことから、食用に干した可能性があるとみられる。
受粉せずに実を結ぶ「種なし」のイチジクで、木で熟して味も良いと考えられるが自然には増えず、人の手で栽培されていた可能性が最も高いという。
イチジクは挿し木で簡単に増え、栽培が容易。それに加えて、味が良い種類ができたことが、ブドウやオリーブなどより早く人間が栽培を始めた理由ではないかとチームは指摘している。
(共同通信) – 6月2日
まあ、人類最初の下着もイチジクの葉っぱだもんなあ。
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