初の訂正命令発動へ ペイントハウスの報告書で

 証券取引等監視委員会は29日、住宅リフォーム大手ペイントハウス(東京)の有価証券報告書に債務超過でないことを示す虚偽記載があったとして、同報告書の訂正命令を出すよう金融庁に勧告した。これを受け、同庁は近く訂正命令を出す方針だ。

訂正命令は旧大蔵省時代の1971年以来、35年ぶりで、金融庁としては初めてとなる。

金融庁の五味広文長官は記者会見で「企業情報の適正な開示が、市場の信頼確保にとって重要との観点から勧告が行われた」と述べた。

証券監視委によると、同社は2005年10月に債務免除を受けたことによる利益117億円を、05年8月期決算に計上し、債務超過が発覚するのを回避した。監視委は、債務免除益は06年8月期決算に計上すべきで「重要な事項の虚偽記載」に当たると判断した。

(共同通信) – 5月29日

今はどうか知りませんが、ここの下請け組織「星栄会(だったかな?)」って刑務所上がりのソッチ系の人達で構成されていることで有名でしたね。今は後ろに隠れてますが、初代社長の星野氏も某自由業そのまんまの人だし。星野氏の横で恐怖のあまり直立不動の石像になってた幹部連中の姿が今でも忘れられません。

ちなみに、一頃好調だった業績も、単に需要の先食いやってただけで(90年代末のリフォーム需要は60-70年代の50年住宅と80年代のマンション向け特需の色彩が強い)、終始バブリーな事業内容の会社でした。国際証券(当時)はよくこんなのIPOさせたよなあ。

ペイントハウスを駈らせた夢―星野初太郎が実践する「文鎮型経営」の実力派集団 (ザ・ベンチャーシリーズ)

ちなみにこの本の筆者:鶴蒔靖夫は、ヒューザーのヨイショ本も書いている「問題企業の太鼓持ちライター」。

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アングラから政治ネタまで色々モノ調べをやっているイロモノです。思想は保守中道、趣味はサブカル全般、歴史、各種コンサル。ボーイッシュと大和撫子がマイ趣味女の子の双璧。