K-1に見る「芸能人的潔さ」

ボビー初黒星 K-1や~めた

 K-1ワールドGP札幌大会は30日、札幌・真駒内アイスアリーナで行われ、ボビー・オロゴン(40)が初挑戦のK-1ルールに戸惑い、判定負け。格闘家として初黒星を喫して、K-1からの撤退を宣言。今後は総合格闘技一本に絞って戦い、早ければ10月9日のHERO’S(横浜アリーナ)に参戦する。また崔洪万(25)に3度目の敗戦を喫した曙(37)は主催者からK-1追放を明言され、こちらも格闘技はHERO’S一本に絞ることになった。

 突進をし続けたボビーが、勢い余ってクリンチする。何度も何度も繰り返しているうちに、思わず藤本を投げ飛ばしてしまった。会場は大爆笑だが、ボビーは本気。何度も投げ飛ばした。3回にはイエローカードを出された。1回に喫したダウンを含めて、判定負けは当然の結末だった。

 格闘家として初黒星。「抱きつかれて、トータル・マーシャル・アーツ(総合格闘技)と間違えちゃったよ」とまったく悪びれずに話したが、総合格闘技2戦2勝の“最強の素人”も、K-1ルールはど素人だった。「一番のダメージはルールが味方じゃなかったこと」。自らに適性がないと知ると切り替えも早い。「K-1はもう最後。今まで習った総合に行った方がいい」と宣言した。

 格闘家として生きていくと腹を固めたからこそ、あっさりK-1を見切った。今年1月、所属事務所と出演料をめぐって対立し、ジョン・ムウェテ・ムルアカにケガをさせて、タレントとしての仕事は激減。「毎日一生懸命練習してがんばる」と本腰を入れて格闘技に取り組む意向を語った。

 谷川イベントプロデューサーも「HERO’Sになると思います。早ければ10月の大会に出したい」と潜在能力を高く評価するボビー。激闘?を終えて、すすきのへ「チンチンスカンを食べにいく」と話し、関係者から「ジンギスカン」と訂正されていた。

(デイリースポーツ) – 7月31日

曙は崔にまた勝てず…追放へ

 曙がK-1失格のらく印を押された。K-1ワールドGP札幌大会(30日、札幌・真駒内アイスアリーナ)での崔と3度目の戦いも、いいところのないKO完敗。それでも懲りない元横綱は「勝つまでやりたい」と意欲を燃やしたが、谷川氏は「K-1のリングに上がることはないと思う」とばっさり切り捨て、HERO’S参戦には「本人にやる気があれば」と含みを持たせた。

 曙は「ダイエットコンテストじゃないから、やせただけじゃ勝てない。1回は動きがよかったと思うけど…」と敗戦の弁。27日時点で194キロまで体重を落としたが、実は、わずか3日で8キロ増の202キロにリバウンドしていたことも発覚。相変わらず懲りない元横綱は「崔ともう1度やりたい。今度は5ラウンド制だ。1Rが総合格闘技、2Rがプロレス、3RがK-1ルール、4Rが韓国相撲、5Rが大相撲で」と前代未聞の5番勝負プランを提案。もちろん実現は難しそうだ。

(デイリースポーツ) – 7月31日

 もともと見世物ショー化しているK-1の結果にリアルもヘッタクレもありませんが、一部の選手にとって、「戦う芸人」としての進退を見誤らないことは、見世物であるが故に必要だとつくづく感じた札幌大会でした。ぶっちゃけ曙の芸風はK-1的にもう要らないです。見世物以前の出来だから。

 もっとも今回の二人の差は、見極め云々よりも、我が身を省みた際の自信の差(≒他所でなら今の芸風でやれるorやれない)なんだろうけど>ボビー&曙。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です