自動車業界にとって、中国が第一の成長市場であり、その際の戦略車がEVやHEVのような低環境負荷車であることはわかる。でも最近の自動車業界を巡るネタって、こんなのばっかりだよなあ。どうも、最近の自動車業界には根本的なイノベーションが足りないような気がする。
こないだのEVのエントリーでも触れたけど、中国がどうの環境がどうのという小手先の変化球ばかりじゃなく、もう少し「効率的な移動手段」としての車の商品性向上のための研究開発は進まないものなのかね?。記事にもあるように、環境系のキーデバイスなんて中国で量産できるほど平準化が進んでいるんだから、このままじゃ自動車も付加価値の希薄化が起こって、半導体やPCやテレビの二の舞だぞ>日本企業。
トヨタ、中国でHV生産へ…15年メドに
【常熟(中国江蘇省)=幸内康】トヨタ自動車は22日、2015年をめどに中国でハイブリッド車(HV)の現地生産を始める方針を明らかにした。
日本で生産しているモーター、電池、制御システムといった基幹部品の開発・生産を、中国でも行う。中国政府はHVなどの環境対応車の基幹技術の現地生産化を求める方針だ。トヨタは中国市場で販売台数を増やすため、現地生産化を受け入れることにした。
中国の研究開発センターの起工式で、豊田章男社長が明らかにした。豊田社長は、「中国産のユニットを搭載したHVの開発を目指し、15年前後に生産・販売できるようにする」と述べた。基幹部品を中国で生産し、中国の合弁2社で量産に踏み切る方針だ。
(10月22日 読売新聞)
平準化が進む社会でアドバンテージを得るには、とことん尖がるのが一番。やっぱ、アレしかないな。「攻殻機動隊」なネットとロボットと肉体改造系技術のハイブリッド産業による社会構造の再編。
ここで「【日常 x Steins;Gate】助手の日常」を紹介。
この世界線も悪くは無い…かも。
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