自費出版大手「新風舎」、事業譲渡先は「文芸社」に

 かつての自費出版業界三強のうち、この2年で2社が潰れて文芸社だけとなりました。盛者必衰の理というべきか、今回焼け太りの文芸社も「私多分3番目だから」になんなきゃいいけどねーというべきか。

 にしても、「本の在庫約600万冊」ねえ…ちゃんとそれだけの在庫(≒印刷物)があったのか、保全管理人はちゃんと調べたほうが良いぞ、と。

 自費出版大手の「新風舎」(東京)が民事再生を断念した問題で、同社の保全管理人・川島英明弁護士は6日、やはり自費出版を手がける「文芸社」(同)との間で、事業譲渡契約を結んだと発表した。

 新風舎は来週にも破産手続きが開始される見通しという。

 新風舎を巡っては、出版契約を交わしながら本が完成していない未出版の著者が約1000人に上っている。川島弁護士によると、今後は、文芸社が著者に費用の追加負担などの条件を提示し、改めて契約を結び直すかどうかは著者側が判断することになる。既に出版された本の在庫約600万冊については、著者が約60万冊を買い取ったが、残りは廃棄されるという。

(3月6日 読売新聞)

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