江原啓之が細木数子に噛みついた

 同じ穴の狢の目糞鼻糞。オウム騒動唯一のメリットというのが、この手のオカルト詐欺師の一掃だったわけですが、10年も経つとその効果も薄れがちですな。

 まあ、江原の方は、リーディングなど正統派な詐欺テクニックを駆使している分、まだ評価できますけどね(おぃ)。その手のスキルすら持たないドドリア細木と比べれば。

 犬も食わぬケンカと言うべきか。美輪明宏とともに「オーラの泉」(テレビ朝日)などに出演して人気のスピリチュアルカウンセラー・江原啓之(42)が細木数子(68)に噛み付いたという。

「ある雑誌が、年末年始に放送された江原と細木の特別番組の視聴率を比較する記事を企画しました。この雑誌は取材などで江原にお世話になったことがあるので、一応、江原に“お伺い”を立てた。すると江原は“霊能師の私と占い師を比べるとは何事だ”“くだらない記事を書くなら、今後そちらの雑誌には一切協力しない”とカンカンだったそうです。女性誌は、江原を登場させると売れ行きが一気に5万部増えるといわれる。この雑誌は泣く泣く、企画をオジャンにしたそうです」(マスコミ関係者)

 江原が激怒したのは、年末年始の特番の視聴率と無縁ではなさそうだ。実は、いずれも細木に軍配が上がっているのだ。江原はでっぷりと太っていて寛容な印象がある。デンと構えていればいいものを……。意外に神経質な人なのだろう。

 それにしても、江原が叩きつけた細木への“挑戦状”には苦笑してしまう。自分のことを細木よりマトモとでも思っているのか。

「“地獄に落ちるわよ”でシメる細木の恫喝まがいの占い手法には以前から批判があるし、週刊誌は何度も彼女の醜聞を報じている。だけど、江原だって心霊世界を信じない人は即座に“魂のレベルが低い”とコメントして強引な面があるし、霊視の手法そのものに疑問を投げかけるメディアもある。どっちもどっちという気がします」(放送ライター)

 江原のことも細木のことも本当に信じ切っている人も中にはいるだろう。

 だが、そう思っていない人にしてみれば、醜い争いに見えてしまうのではないか。

(1月29日 日刊ゲンダイ)

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