汝はやぶさ、八百万の神の末席に名を連ねたりな件について

 その感慨なり妄想は、アニミズムが一般生活に浸透している日本の、三次元以外の存在にも特別な愛着を感じるアニヲタ日本人ならではの至極奇妙な、滑稽なモノに見えるかも知れない。

 しかし、満身創痍の中、事ここに至るまでJAXAはじめプロジェクト関係者の想いに応え続けてきた経緯と、「イトカワ」周辺でのミネルバとの最後の「コミュニケーション」の逸話を耳にすると、単に高性能な無機物以外の存在を、はやぶさには感じざるを得ない。

 そして今夜、電力もロクに残っていないのに、見事「おつかいカプセル」の切り離しに成功したはやぶさ。よくやった。本当によくやった。はやぶさ最後のミッションは、もう一度自分の目(カメラ)で地球を見る(撮影する)こと、そして、大気圏に突入して燃え尽きる、もとい、もう一度地球の一部に戻ること。それらの「行為」には、学術的な価値以外に日本人のシンパシィに訴える何かがある。その何かを演出した何かを、神楽は感じざるを得ない。いや、感じたい。

 現時刻:日本時間2010/6/13 PM9:20。はやぶさの帰還と消滅、そして再生の始まりまであと1時間半余り。数年前からこのブログでも何度か取り上げてきた「はやぶさタン」でしたが、まさか今日この時間この段階で、ここまで心に残る存在になろうとは思いませんでした。何処の誰かとは敢えて言いませんが、ありがとう。この瞬間に立ち会わせてくれて。

 はやぶさ、早く帰ってこい。オメデトウとアリガトウと、そしてオカエリナサイと言ってあげるから。

「はやぶさ」カプセル分離に成功、大気圏突入へ

 【ウーメラ(オーストラリア南部)=本間雅江】日本の小惑星探査機「はやぶさ」が13日午後8時21分(日本時間午後7時51分)、内蔵カプセルの分離に成功した。

 カプセルと衛星本体は、分離から約3時間後に大気圏へ突入する。打ち上げから7年ぶりの地球帰還となる。月より遠い天体に着陸した探査機の帰還は、世界で初めて。

 カプセルは位置信号を発信しながら降下し、オーストラリア南部のウーメラ近郊の砂漠に着陸する予定。小惑星の砂が入っている可能性があり、太陽系の歴史を探る貴重な試料として期待される。

 はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に地球から3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、砂などの採取を試みた。しかし、離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。

 秒速5キロ・メートルで飛行していたはやぶさは、地球へ近づくにつれて重力で加速。南アジアの上空7万キロ・メートルに達した所で、カプセルを分離した。この後、まずカプセル、続いて本体がオーストラリア上空で大気圏に突入する。衛星本体は燃え尽きる。

(6月13日 読売新聞)

 PM11:02 はやぶさの大気圏突入を確認。リポビタンDを片手に「オカエリナサイ」。はやぶさそしてJAXAの皆さん、本当にお疲れさまでした。今回のはやぶさの伝説が、イカロスやあかつき、そしてはやぶさ2の物語に繋がりますように。

はやぶさ 大気圏突入、本体燃え尽きる…カプセル分離成功

 【グレンダンボ近郊(オーストラリア南部)永山悦子】小惑星イトカワの岩石採取に挑んだ探査機「はやぶさ」は13日深夜、地球に帰還した。月より遠い天体に着陸し、地球に戻ってくるのは史上初。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、はやぶさは午後10時50分ごろ(日本時間)、大気圏に突入、カプセルが加熱されて輝く「火球」がウーメラ砂漠で観測された。はやぶさ本体は大気圏で燃え尽きた。

 カプセルが無事着地し、中にイトカワの砂などが入っていれば、世界で初めて小惑星で直接採取した物質となる。03年5月の打ち上げから7年。予定より3年長引いた旅の総距離は、月への往復約8000回に相当する約60億キロに達した。

(6月13日 毎日新聞)

 ここで「【MMD-PV】Starduster 「はやぶさ」~はじめてのおつかい [HD720p] 」を紹介。


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数ある「はやぶさ」MADのうち、どれを紹介しようかと悩みましたが、熟慮の結果こちらを。モノガタリと趣味的には「探査機「はやぶさ」の軌跡 舞-HaYABUSA」「探査機はやぶささん 01(解説追加)」「探査機はやぶささん 02」といった作品もお勧めです。

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