「財界のマドンナ」炎上!? (ゲンダイネット)

 よくいますよね。男女問わず「自分の立場や発言力の強さの源泉がどこにあるのかを忘れてor隠して立ち振る舞った挙句、自爆したり非難される人」。女性の例で言えば、政治の世界は野田聖子女史や高市早苗女史、ビジネスの世界は大野聡子女史とかがその口(ちなみに、自爆してもバックが怖すぎて非難されないのが、アレな世界の片岡都美女史(笑))。

 これら並み居る女傑の中でも、最近特に飛ばしすぎなのが、下記の記事で叩かれまくりな奥谷禮子女史。というかこの人って、単に「思いて学ばざれば則ち殆うし」なだけじゃなく、主張が常に矛盾しているのに同時に先鋭化もしてしまうという「一番危険な暴走タイプ」ですな。オリックスの宮内氏や小泉前首相などパトロンが大物過ぎて誰も止められないのか知れないけど、パトロン大事の気持ちor経済同友会内での注目を集めたい気持ちが強すぎるせいか、最近の彼女の言動はエキセントリック過ぎて明らかにおかしい。

 多分彼女ってば、パトロンや政財界重鎮連中の言動の裏を読みきれてないんでしょうね。挙句に、余計な拡大解釈までしちゃってる(それともそれがパトロン達の真の狙い?レイテ沖海戦の「武蔵」のような役割を彼女に期待しているとか)。この点、同じ立ち位置でも男芸者の方が空気読めるケースが多いように見受けられるのは、個人的に興味深いところです。一般のケースじゃ逆ですから。

 それはさておき、奥谷女史にはそろそろパトロンさん達が首に鈴をつけてあげた方がいいと思いますね。彼女をスケープゴートにする気が無いのならば。もっとも、この記事の騒動を修めるには、労働基準法や労働基本法そして労働市場の現状を彼女が勉強しなおして、己が不明を認める事が先決でしょうけど。

 しかし、奥谷女史だけじゃなくTのS女史もですが、派遣業界の女性社長で目立つ人って、なんでみんな必要以上にエキセントリックなんだろう?。S女史の場合は、T黎明期に某持ち逃げ事件があったので、多少は事情を推測できますけど。

 奥谷禮子氏(56)の発言に非難ゴウゴウだ。人材派遣会社「ザ・アール」の社長にして、経済同友会理事ばかりか政府や自治体の委員にも就き、ローソンとか日本郵政の社外取締役も務める“財界のマドンナ”である。

 事の発端は、週刊東洋経済1月13日号のインタビュー記事。労働政策審議会の使用者側委員でもある奥谷氏が、日本版ホワイトカラー・エグゼンプションについて、こう話している。

〈さらなる長時間労働、過労死を招くという反発がありますが、だいたい経営者は、過労死するまで働けなんて言いませんからね。過労死を含めて、これは自己管理だと私は思います。ボクシングの選手と一緒〉〈自分でつらいなら、休みたいと自己主張すればいいのに、そんなことは言えない、とヘンな自己規制をしてしまって、周囲に促されないと休みも取れない。揚げ句、会社が悪い、上司が悪いと他人のせい〉

 さらに〈労働基準監督署も不要〉と切って捨てている。これに世間の労働者たちが噛み付いた。ネットの掲示板は批判の声で“炎上”。「労働者に死ねと言うのか」「実態を分かっていない」とか、奥谷氏個人に対する脅迫めいた書き込みであふれ返っている。

 過労死弁護団全国連絡会議の川人博弁護士がこう言う。

「そもそも自己管理で解決する問題なら、過労死はとうの昔になくなっているわけです。奥谷氏の発言は実態からも、過去の最高裁の判例からも、かけ離れている。批判されても当然で、経営者として勉強不足としか言いようがありません」

 最高裁は00年3月、大手広告代理店社員の過労自殺訴訟で、企業が社員に払うべき義務について「疲労が過度に蓄積して労働者の心身の健康を損なうことのないように注意する義務」という判断を示している。要は、社員の自己管理ではなく、経営サイドに「職場の環境を整備しろ」と言っているわけだ。

 ザ・アールからは「担当者が不在」として、きのう(15日)までに回答はなかった。

(ゲンダイネット 2007年1月19日)

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