昨日投開票の東京都知事選。上位候補者の得票数は、ざっと以下の通り。
- 小池百合子 291万票
- 増田寛也 179万票
- 鳥越俊太郎 135万票
- 上杉隆 18万票
- 桜井誠 11万票
- マック赤坂 5万票
- 七海ひろこ 3万票
増田の得票数は、直前の予想通り「170-180万票」のレンジに収まった。組織票の積み上げで簡単に読める陣営だから、これは当然。
しかし、鳥越俊太郎は1週間前時点の持ち票「140-150万票」からほとんど減らさなかった。小池百合子に至っては予想の上限230万票を軽く超える291万票をGETした。背景を理解するのは難しくないが、正直不愉快だ。
アンダードッグ効果とバンドワゴン効果…だけとは言わんが、結局、無党派層は最後には日和るのか。「21候補者を公平に報道しろ!」ムーブメント以来のネットの動向を見ていると、尖がった右翼・保守層は小池から桜井へ、少しは話の通じる革新かぶれな連中は鳥越から上杉へ、各々10~15万票以上は流れてもおかしくないトレンドだったし、無党派層票はもっと幅広に分散すると思われたんだけどなあ。
ところが蓋を開けてみれば、21人も出ているのに、上位3候補で得票率92.5%とか、つまんねー限り。
「そんなに安心したいか。多数派の一員に自分を擬して」
現実世界の住民としては、現実的な選択行動ではあるんだろう。だが、1999年の都知事選のようなカオス劇場が今回再現されなかったのは、なんか残念。
2016年7月31日に投開票された東京都知事選は、8月1日未明に開票が終了し、当選確実を決めていた小池百合子元防衛相(64)は291万2628票を得票した。
「保守分裂選挙」の末に自民党が擁立した増田寛也元総務相(64)は179万3453票、野党4党(民進、共産、社民、生活)が統一候補として擁立したジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)は134万6103票で、小池氏に大きく水をあけられた。
小池氏が無党派を中心に幅広く支持され、得票率は44.5%だったのに対して、自民・公明の組織戦に支えられて増田氏は27.4%、「野党共闘」の鳥越氏は20.6%にとどまった。
小池氏の得票は14年の都知事選で当選した舛添要一氏の211万2979票を大きく上回ったものの、12年の都知事で猪瀬直樹氏が得た、個人の得票としては過去最高の433万8936票には及ばなかった。
「第二集団」として注目されていた上杉隆氏(48)、桜井誠氏(44)、マック赤坂氏(67)の3氏は、それぞれ17万9631票(4位)、11万4171票(5位)、5万1056票を得た(6位)。
(8月1日 J-CAST)
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