国もリーグも放漫経営が祟って、皆さん揃ってあっぷあっぷのイタリア。対照的に、国の財政もブンデスリーガの経営も、危うさ覚悟な縮小均衡や再編策で立て直したドイツ。こうしてみると、欧州って、国民性とサッカー界の経営スタイルの傾向が、つくづく似てるのな。当たり前かも知れないが、興味深い。
英国のプレミアリーグとかスペインのリーガ・エスパニョーラとかは、過去、どんな活性化策を採ってきたんだろう。一度、同国らや他のサッカー強国の諸政策の歴史とサッカー振興策の流れを、並べて調べてみようかな。つっても、
世界広しと言えど、この路線↑でサッカー人気を盛り上げようという国は、日本位だろうけど。
いずれにしても、スポーツ市場を支えうる地域や経済圏の適正規模ってあるよね。サッカーに限らず。だからな、日本も安直な拡大政策とかは止めとくといいと思うよ。「地域振興をお題目にしたプロ野球16球団構想」なんてトンデモは、特に。
財政難のセリエA、チーム数と所属選手数を削減へ…FIGC会長が明言
FIGC(イタリアサッカー連盟)のカルロ・タヴェッキオ会長が、将来的にセリエA所属クラブを18チームにする意向を明かした。イタリア『Football ITALIA』がタヴェッキオ会長のコメントを伝えた。
深刻な経済危機に陥っているセリエAでは、以前より度々、チーム数削減案が議論されていた。そして、先月にFIGCのトップになったタヴェッキオ会長も同意見であることを明かし、セリエAとセリエB (イタリア2部)を18チームとする計画を進めると主張した。
「プロチームの数を減らせば、我々は資源を共有することができるだろう。現在、我々の財政状況が深刻であるということを隠しても無駄だ。どのタイミングか? 次の3年の間にセリエAとセリエBを修正したい」
またイタリアでは、チーム数だけでなく、所属選手の人数を25名とし、経済面の負担を少なくするという計画も浮上している。25選手のうち、4名を下部組織出身、そしてもう4名を国内で育った選手で構成する案だ。タヴェッキオ会長はこの案を来シーズンから取り入れていく意向も明かした。
「チームの縮小は次のシーズンから徐々に実施していく。2、3年で、クラブは選手の経費を適切にし、なおかつアカデミーから進んだ選手を取り入れるという新しい規則を遵守しなければならない」
「(チーム数と所属選手の削減は)徐々に進めていく。そして、この規則を守りつつ、ヨーロッパの大会に出場するチームは良い成績を残していく必要がある」
(9月14日 SoccerKING)
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