中間所得層が激減し、金持ちと低所得層に二分化している日本において、「可処分所得が多い人間がより多く金を使う」ことを推奨するのは正しい。で、その金持ちさんが、自宅を別所に置いていて船場に引っ越すことができず、別邸として件の高級マンションを借りるとなれば、その目的に「二号さんとの逢引場所の確保」が含まれるようになるのは、まあ、ありうる流れ。
その意味で、橋下徹の「企業経営者は船場で愛人囲って」には一理ある。
しかしなー、上記のロジックが一気通貫の流れとして自然であったとしても、政治家が言及していいのは前段までだろ。マンションの用途については金持ちの一存に任せておけばいいのに、愛人云々と余計なことを言うのが、橋下徹という男の欠点を如実に表している。
欠点その1、ビジネスセンスの欠如。「船場の高級マンション=愛人の住まい」というイメージを市政トップが刷り込むことによる、同マンションのブランドが毀損するリスクへの意識が希薄。欠点その2、自身の価値観の押しつけ。「借りたマンションはこう使え」なんて余計なお世話。欠点その3、女性へのアレな倫理観を普通に披瀝する、品の無さ。
個人的にハーレム願望を持つことがいかんとは言わんけどさ、その願望を「有権者からの人気と利害調整で商売している」政治家が口にしちゃいかんだろって話。
二次ヲタ界隈でもハーレムアニメには賛否両論なのに、三次元のリアルワールドでは、いわんやをや。え?おいら?。ハーレムアニメは普通に好きですが何か?
橋下徹大阪市長は7日、同市内で開かれた大阪維新の会を支援する経済団体主催の会合で、規制緩和によって同市のメインストリート・御堂筋沿いにある船場周辺に高級賃貸マンションを含む高層ビルが建設されることにふれ、「(企業経営者は)愛人2、3人住まわせて新しい船場にしてほしい」と発言した。
愛人を容認する趣旨にもとられかねず、女性からの反発も起きそうだ。
橋下氏は会合で約650人を前に「大阪の財界人は大阪で金を稼いで、(兵庫県の高級住宅地の)西宮、芦屋に住むというのはダメだ」と指摘。その上で「御堂筋に超高級レジデンス(居住棟)をつくるので、住んでほしい。愛人を囲う経営者も出てくる。そうすれば愛人専門の宝石店や高級ブティックができる」と述べた。一方で「僕は決して自分の奥さんには言えませんけど」とも語った。
(4月8日 読売新聞)
ここで「【手描きMAD】艦これアルペジオED」を紹介。
「艦これ」も大好きですが何か?
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