WBA世界ライトフライ級王者の亀田興毅(19=協栄)が次戦で「ランダエタ以上」の対戦相手と激突するプランが浮上した。協栄ジムの金平桂一郎会長(40)が4日、明らかにした。日本中でファン・ランダエタ(27=ベネズエラ)との同王座決定戦の微妙な判定勝利について議論が白熱していることを受け、同会長がランダエタよりも強い相手との試合をマッチメークする可能性を口にした。また減量面を考慮に入れ、近日中に王座返上も含めて次期防衛戦について亀田サイドと話し合う。
日本中を巻き込んだ白熱する議論、厳しい批判は次戦で一掃する。協栄ジム金平会長が亀田の次戦についての1つの方向性を口にした。「いろいろなふうに批評されることはある程度、分かっていた。要するに次はランダエタを超える選手とやればいいことですから」。事前に対戦相手のハードルを「ランダエタ以上」と設定し、マッチメークに入るプランを明らかにした。
WBCライトフライ級1位のランダエタよりも強い選手とは? それは現役王者クラスとの対戦を意味する。他団体のWBCには同級の正規王者ビロリア(米国)や暫定王者ワンディ(タイ)がいる。さらに金平会長は「保持する王座に関係なく、違う階級の現役王者とノンタイトル戦で激突するのも1つのアイデア」と挙げる。本来の階級であるフライ級のWBA王者パーラ(ベネズエラ)やWBC王者ポンサクレック(タイ)との対戦、あるいはランダエタが暫定王者だったミニマム級の王者とのウエート契約による対戦も「ランダエタ以上」になる。
WBA規定では王座決定戦で勝った新王者には次戦で指名試合が控える。同級3位タウミル(インドネシア)とのV1戦の可能性も残っている。まず金平会長は今月20日に控える亀田兄弟の二男大毅(17=協栄)のプロ5戦目(横浜文化体育館)に集中する構え。しかし亀田とトレーナーの父史郎氏との話し合いも継続し、方向性を決める方針だ。
また同会長は「ランダエタはWBA本部のあるベネズエラの選手だし、再戦要求もあるかも。あと試合のコンディションをみれば亀田の減量がきつかったというのもある。彼に考える時間を与えてあげたい」と防衛戦をせずに王座返上することにも含みを持たせた。
(ニッカンスポーツ 8/5)
「次はランダエタ以上の選手とやらせる(≒噛ませ犬で茶は濁さない)から、みんなこれ以上騒がないでくれ!」という急場しのぎな意向が見え見えな記事。ライト級から「逃犬」した時の経緯を見ていれば、金平会長の口上の本気度なんて小さじ一杯程も信じられない。
挙句に大毅の試合をダシにして決定は20日以降まで先送りという「時間稼ぎの正当化」、防衛戦レスの王座返上も相変わらず臭わせる「逃げ道の準備」と、相変わらず誠意の無い態度丸出し。こんな記事書かされる「太鼓持ち」ニッカンも大変だな。自紙の言い訳準備しながらヨイショもせにゃならんのだから。
火消しに躍起と言えば、小池百合子を窓口にして亀田一派に絡んでいた自民党も、火の粉が自身にかかる前の沈静化を狙ってメディアにこそこそチョッカイを出しているとのこと。彼らの「その場しのぎ」はいつものことですが、とりあえず彼らの所業に対して生暖かい監視の目を持ち続けることは必要でしょうね。
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