そもそも、任せられる後継者や経営陣を育てられなかった時点で、山田のオッサンは自分自身が責任を取るべき。そして、経営の第一線から身を引き、外部から現経営陣をまとめて再出発できる人材をTOPに据えてこそ、会社の継続性は高まるというものだ。
賭けてもいい。今回のこのドタバタに対して証券市場は必ずしも歓迎しないし、ヤマダの業績も中期的には、より悪化トレンドを辿ることだろう。
ヤマダ電機、全取締役降格…山田会長は社長復帰
家電量販店最大手のヤマダ電機は30日、創業者の山田昇会長(70)が6月27日付で社長に復帰する人事を発表した。
一宮忠男社長(57)は代表権のある副社長に降格し、全取締役の役職を一段階下げる。会長は空席とする。異例の人事について同社経営企画室は「業績の悪化を反省し、新年度の事業計画を達成するための措置」と説明している。
ヤマダは、薄型テレビの販売不振などが響き、2013年3月期連結決算の税引き後利益が2月時点の予想より120億円少ない220億円となる見込み。株主への年間配当も当初予定より16円減らして60円とするなど、業績の不振が鮮明となっている。
山田氏の社長復帰は5年ぶり。新たな収益の柱と位置づける住宅事業や、昨年買収したベスト電器との共同仕入れによるコスト削減など、山田氏主導で業績改善を目指す。
(4月30日 読売新聞)
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