[東京 24日 ロイター] ホンダ<7267.T>は24日、ヒトの脳の状態を分析しヒトの動作と連動してロボットを操作する技術を開発したと発表した。5―10年での実用化を目指す。
MRI(磁気共鳴画像法)を用いて、ヒトが一定の動作をするときの脳の血流の変化を分析し、その情報をロボットに伝達することで操作が可能になる。グー、チョキ、パーをする被験者の脳を調べて、ロボットに同じ動作を連動させる実験では、正答率が85%だったという。各種のパターンを解析すれば、あらゆる動作の情報が抽出できるという。昨年から、国際電気通信基礎技術研究所(京都府)と共同で開発に取り組んできた。
同社のロボット「アシモ」に搭載して、看護や介護、家事などの現場で活用する計画。5―10年での実用化を目指す。きょう会見した、ホンダ・リサーチ・インスティテュート・ジャパン(HRI)の川鍋智彦社長は「アシモの身体能力は高いレベルに到達した。ヒトの生活空間で役に立つには脳の能力が必要になる」と語った。
将来は、MRIではなく、キャップ状のセンサーで脳磁場や脳波を取り出す研究を進めることで、端末を小型化する。自動車への応用も視野にいれているが「具体的な計画は検討している段階」(川鍋社長)とした。
(ロイター) – 5月24日
こないだの「先読み」能力研究といい、モビルスーツより先にサイコミュが実用化されそうな雰囲気だなあ(^^;
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