「北朝鮮を殊更に仮想敵視した実験は逆効果」というならともかく「値が高い」というのは、ヒネリが足りなさ過ぎ。昔の左巻きのツッコミはもう少しエレガントだったぞ。
ただ、自前の防衛産業/技術にメリットが無いと言うのは確かに問題。やはりここは「シシリアン・ディフェンス」しか無かろうて!(こればっかりだな(^^;>自分)。
- 作者: クライブ・カッスラー,中山善之
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1981/01
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米ハワイ沖での海上配備型迎撃ミサイル(SM3)の実験成功を受け、政府は既に実戦配備した地上配備型迎撃ミサイル(PAC3)と連動させるミサイル防衛(MD)システムの本格的な運用段階に入る。顕在化する北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対処するため、2012年度までに8000億~1兆円もの整備費用がかかるとされ、次世代MD整備にはさらに莫大(ばくだい)な費用が必要となる。厳しい財政事情の中、費用対効果を求める議論が一段と高まりそうだ。
「効果や人命を救うことを費用で測れるのか。『こんなに高い』と言うだけでは不正確で感情的になりやすい」。石破茂防衛相は記者会見で、高額批判に不快感を示した。
防衛相の念頭には、北朝鮮による弾道ミサイルの脅威がある。98年に北朝鮮が日本上空を越す長距離弾道ミサイル「テポドン」を発射した。防衛庁(当時)はMD研究を始めたばかりで、導入の動きが加速した。
防衛省によると、予算規模は迎撃ミサイル「配備元年」となる今年度の1863億円がピークとなる。12年度まで今年度を下回る予算で推移する見通しという。
日米両国は次世代型SM3を共同開発し、14年度までに完成させる方針だ。次世代型の量産開発は未定だが、仮に導入することになれば、財政負担は一層重くなる。ハワイ沖で試射したミサイルの値段は1発約20億円の米国製。防衛産業界からも「巨額のMD予算だが、国内の防衛産業にはメリットがない。政府は将来像を示していない」(関係者)などの声も聞かれる。【田所柳子】
(12月18日 毎日新聞)
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