- 県警や消防によると、タンクではマグネシウムに水蒸気を吹き付けて酸化マグネシウムを製造していた。
- タンクは直径約5メートル、高さ約10メートルの円筒形で、三つのうち一つが爆発した。
爆発だけで火災は起きていないというから、普通に考えれば、酸化マグネシウムの製造工程のどこかで、タイトルのどちらかが起こってしまったと考えるべきだろう。
「マグネシウムと爆発は一心同体」。製造・加工時の安全性は高まっているけど、危険性がゼロになったわけじゃないマグネシウム。
日本ではひところ「マグネシウム文明論」が一世を風靡したし、資源としてのマグネシウム自給戦略は推進すべきだと今も思っている。一方で今日のような事故がいまだに起こると、数年単位のスパンで実現させるのは難しいテーマだと再認識せざるを得ないな。
(2018/10/20 先般、参照記事内に記載されていた会社につきましては事実誤認だったため、タイトル及びエントリー内の一部を訂正致しました)
13日午後3時15分ごろ、福岡県小竹町御徳の(削除)の従業員から「工場で爆発があり、人が倒れて意識がない」と119番通報があった。酸化マグネシウムを製造するタンクが爆発し、近くで作業をしていた男性従業員が倒れていた。男性は病院に運ばれたが間もなく死亡が確認された。
県警や消防によると、タンクではマグネシウムに水蒸気を吹き付けて酸化マグネシウムを製造していた。タンクは直径約5メートル、高さ約10メートルの円筒形で、三つのうち一つが爆発した。当時、死亡した男性を含む7人が働いていたが、他にけが人はいないという。(2018/10/13 朝日新聞)
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