札幌寒!

火・水曜と札幌のベンチャー企業を訪問してきました。

で、夜10時に札幌市内に着いたらば「寒!」。4月なのに根雪が残っているのは愛嬌としても、あの体感温度氷点下な寒風&烈風はしゃれにならんがな実際。とりあえず、北海道をなめてかかってコート無しで北の地に突撃した神楽に、青森第五連隊@北大路欣也を非難する資格は無いってことで。

MTGを進めて実感したのは、景気回復の好影響は札幌にもジワリという点。でも、トランクルーム製造業のように、全国・三大都市圏と比べても北海道での需要成長が遜色なかった(冬季用タイヤの収納スペース必須in北海道)業界は別として、製造業も非製造業も全国平均と比べると業績回復が劣後しているのは仕方ないところですかね。

でも、そういう札幌だろうと、少しでも金の匂いがすればしゃしゃり出て来るのが、外資系をはじめとする投資ファンド。えー、「○○が不動産投資ファンド3兆円用意するんで、それに乗りませんか?」ですか。そうですか。日本全体の不動産ファンドの資産残高がちょうどそれだけなのはともかく、それ以上の落穂拾いもできず、賃料上昇も頭打ちの中、首都圏や一部大都市の優良物件の「資産ころがし(≒資産インフレ)」だけでグルグルまわしているような連中の片棒を、ウブな地方に今更担げというわけですか。そうですか。

昔とプレーヤーも変わって、80年代のような全国的なバブルにはならないでしょうけど、最近の外資系の不動産投資ファンドは、不動産による賃料その他の事業収益は二の次の「土地ころがしファンド」「短期の転売ファンド」なんで、所詮はババ抜き。それをこの期に及んで札幌に押し付けてくるとはいい度胸ですね。情報に劣後した地方を食い物にするハゲタカの跋扈。寒い時代だ。

まあ、そういう連中の丁稚であるところのDやFをありがたがって買い推奨している投資家もいるわけで(ゼニゲバ的には正しいんだろうけど)、日本人側もどっちもどっちなんですけどね。これも寒い時代だなあ。

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