月探査ロケット、打ち上げ成功 人類再訪計画「アルテミス計画」の第1弾 米NASA

最近トラブルに見舞われ続けだったけど、まずは打ち上げ成功おめでとう。

月探査ロケット、打ち上げ成功 人類再訪計画の第1弾 米NASA(2022/11/16 時事通信)

 【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は16日未明(日本時間同日午後)、南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから月探査ロケットを打ち上げた。打ち上げは成功した。約半世紀ぶりに人類の月面着陸を目指す「アルテミス計画」の第1弾となる。

 NASAのネルソン長官は記者会見で「われわれが目撃したものは、Aプラス(完璧)だったと言わざるを得ない」と述べた。

 今回は新型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」に宇宙船「オリオン」を搭載し、月周回軌道に投入する無人のテスト飛行。12月11日に地球へ帰還し、太平洋に着水する予定だ。

 今回の飛行には日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)も参画している。小型無人探査機「OMOTENASHI(オモテナシ)」を月面に送り込む計画。 

 NASAはこれを皮切りに、月探査を本格化。2024年に有人の宇宙船を月周回軌道へ送り込み、25年には人類の月面再着陸を目指している。実現すれば1972年のアポロ17号以来となる。史上初めて女性が月に降り立つ見通しだが、計画には遅れも見込まれている。

 NASAは当初、8月の打ち上げを予定していたが、エンジンの不具合やハリケーン接近などで延期を重ねていた。

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