そしてこのタイミングで急遽帰国した、現サルマン国王の実弟にして「反ムハンマド皇太子派の重鎮」アハメド王子。揺れてますなあ。サウジアラビア。そして、
イスラエル首相、サウジを擁護「安定が重要」 記者殺害(朝日新聞 2018/11/3)
サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された事件で、イスラエルのネタニヤフ首相は2日、訪問先のブルガリアで「恐ろしい事件で正しく処理されるべきだが、中東と世界の安定のためにサウジの安定が極めて重要だ。イランの方がより大きな問題だ」と述べ、サウジを擁護する姿勢を示した。
「イランに対する自派(イスラエル-米国-サウジアラビア)優位を維持する方が大事。サウジの安定のためなら一記者の謀殺の真実なんて些事」と言い放つイスラエル。ぶれませんなあ。イスラエル。悪い意味で現実的で。
よくもまあ手際よく、騒動のピークを持ってきたもんだ。米国の中間選挙の直前に。誰のシナリオと演出かは知らんがな。
[アンカラ 2日 ロイター] – トルコのエルドアン大統領は2日付の米紙ワシントン・ポストへの寄稿で、サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏の殺害事件はサウジ政府の「最高レベル」の指示によるものとの考えを示した。
エルドアン大統領はサルマン国王が殺害を指示したとは考えていないとし、ムハンマド皇太子を直接非難することも控えた。
一方、イスタンブールのサウジ総領事が真実を語らず、サウジ検察トップも協力を拒んだと批判した。
その上で「国際社会の責任あるメンバーとして、カショギ氏殺害の黒幕の正体を明らかにする必要がある」などと述べた。(2018/11/3 ロイター)
ここで「【HUGプリ映画 公開記念MAD】RESOLVE」を紹介。
2018年の国際社会には彼女たちのような潔さと強さが足りない。それにしても、カショギ氏謀殺事件の一連の騒動で、チラチラと自分の影と影響力をチラつかせながら、決して国際社会に言質を取らせないプーチン露大統領のしたたかさよ。
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