田舎のプレハブ研究室から始まったベンチャーが、実力と夢と根性でよくここまで頑張った。感動した。
高度100キロの宇宙まで往復できる機体の開発・製造に取り組んでおり、コンサルティングなども手掛ける。
この機体のコア技術となる、「ロケットエンジンとジェットエンジンの融合にして理想のエコ設計」パルス・デトネーション・エンジン(PDE)の開発は、航空機のジェットエンジンと自動車用ターボチャージャーの両方のエキスパートである緒川社長であればこそ、この段階まで至ることができた。もう少し開発資金があれば、数年早く今のステージに立てていただろう。
一方で、「約束を守らないことに定評がある」サイバーダインは適当な夢物語で大金を証券市場からせしめ、そしてまた、「中身はサイバーダイン以上にアレ」ZMPもそれに続こうとしている。なんだかなあ。テーマ性ってだけなら、ロボットもロケットも大して変わらんのにな。株式相場=ビューティーコンテストとはよく言ったものだ。
願わくば、今回の報道をきっかけに三菱系以外の宇宙関連の民間・ベンチャー企業にも投資家の目が向いて、いずれはキラキラな上場企業が出てきて欲しいね。
それはそれとして、まめぐ活動本格再開万々歳。キラッ☆彡
ANAHDとHIS、23年宇宙旅行実現目指す-ベンチャーと資本提携
国内最大の航空会社ANAホールディングスと旅行会社国内3位のエイチ・アイ・エスは宇宙旅行・輸送の実現に向け、名古屋のベンチャー企業PDエアロスペースと資本提携すると発表した。2023年12月の商業運航開始を目指す。
発表資料によると、HISが3000万円、ANAHDが2040万円出資し、持ち株比率はそれぞれ10.3%、7%となる。HISは旅行や輸送サービスの販売を担い、ANAHDが旅客機運航の知見を生かして宇宙機のオペレーションをサポートするという。共同記者会見に出席したANAHDの片野坂真哉社長は「宇宙旅行はすぐそこに来ている」と述べた。
2007年5月に設立されたPDエアロは準備金を含めた資本金が6040万円で、ウェブサイトによると従業員は4人。高度100キロの宇宙まで往復できる機体の開発・製造に取り組んでおり、コンサルティングなども手掛ける。社長の緒川修治氏は、三菱重工業で支援戦闘機、アイシン精機で自動車のターボチャージャーの開発などを経て創業。チーフエンジニアも兼任する。
機体の開発スケジュールはずれ込んでおり、緒川氏は会見で理由について「素直に資金がなかった」と話した。「これからもっと大きな資金が必要だ」という。スポンサーとしては、HISやアイシン精機など複数社が名を連ねるが、PDエアロにとって資本提携は今回は初めて。
宇宙旅行の取り組みについては、世界で複数社が事業開始に挑戦している。米スケールド・コンポジッツや米XCORエアロスペース、ロシアのプロデアなどが機体の開発を進めている。
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