18日のビュルツブルク、列車内で斧を振り回して5人をケガさせたアフガン系17歳に続く今回の凶行に、他人種への理解を超えた恐怖を覚えたドイツ人は多かろう。
今回の事件現場は1972年ミュンヘンオリンピックの会場跡近く。44年前に同地で起こったパレスチナ人による大量虐殺事件を思い出し、中東系テロリストが刻み付けた古い恐怖を思い出した住民も多かろう。
「二つの恐怖の相乗効果、いかほどのものか」
もしかしたら今回の乱射事件は、その相乗効果による人種対立の激化を狙った誰かの仕込みかも知れない。凶行後自殺した(らしい)18歳のイラン系少年の犯行の動機は、もはや確認しようがない。それ故に、疑心暗鬼の種はドイツ人と中東系移民・難民の双方に残り続ける。
その種が芽吹いて、毒々しい花を咲かせるのは、1年後か、2年後か、それとも明日か。
ドイツ南部の都市、ミュンヘンで22日に起きた発砲事件では、これまでに9人が死亡し、警察は現場近くで自殺しているのが見つかった18歳のイラン系の男による犯行とみて、動機や背後関係の捜査を進めています。
ミュンヘンで22日夜(日本時間の23日未明)、市の北西部にある商業施設の周辺で男が銃を発砲し、警察によりますと、これまでに9人が死亡し、16人がけがをしました。警察は当初、けが人は21人と発表していましたが、その後、16人と訂正しました。
ミュンヘンの警察は23日、記者会見し、現場近くで自殺しているのが見つかった地元に住む18歳のイラン系の男が事件に関わっていたとみて、捜査していることを明らかにしました。男は治安当局の監視対象にはなっていない人物だったといういことで、警察は男がイスラム過激派組織と関係があったのかどうかなど、犯行の動機や背後関係について慎重に捜査を進める方針です。
現場の商業施設はミュンヘンの住宅地にある市内で最大級のショッピングモールで、事件当時は週末の買い物客などが大勢訪れていたということです。
ミュンヘンの日本総領事館によりますと、事件に日本人が巻き込まれたという情報はないということです。
ドイツ南部では、今月18日にも、アフガニスタン出身の17歳の難民の少年が走行中の列車の中で乗客などを襲撃する事件が起き、治安当局が警戒を強めていただけに、新たな事件は衝撃を広げています。
(7月23日 NHK)
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