「スマイルプリキュア！」第8話「みゆきとキャンディがイレカワ～ル！？」感想 ～ 「ハートスワッププリキュア！」

♪てーれてっれー。…まさか本当に「ねるねるねるね」ネタが来るとはな。それも2回とか、スタッフギガ悪乗り。だが、それがいい。

• 映画宣伝OP、MH組とハトプリ勢、特に初代の力技とキュアマリンのガイナ立ちが超ステキ。
• アカオーニさん＠CV岩崎ひろし氏のチョンボで、マジョリーナ婆さん＠CV冨永みーな女史の魔法グッズ・イレカワールをGETだよ！な星空みゆき嬢＠CV福圓美里女史と、「淫獣というより今回はハナちゃん＠どれみ」キャンディ＠CV大谷育江女史。お約束通りに「俺がお前でお前が俺で」。あとはお約束のトラブル経由で、最後に問題解決＆ハッピーエンド。この展開自体は特に珍しくなく、ぶっちゃけ「ふつー」。
• 今回特筆すべきは、その「ふつー」なドタバタに、トンデモなメリハリと言うか「狂気」を付与しまくった演出にあり。主にそれに関する、今回の個人的ヒット部分は以下の通り。
• Aパート冒頭のアカオーニさん、マジョリーナ婆さん、そして、ウルフルンさん＠CV志村知幸氏の掛け合い漫才。会話のテンポ最高。オニさんのボケ、ウルフさんのツッコミ、BBAさんの蕎麦屋チックな指輪作り、いいわあこの三人。相変わらずハートウォーミングで。
• 大人の事情な「モーニングバード」シーン。本人役の赤江珠緒アナ出演は想定通りだけど、「今後の展開が楽しみですね」から本編タイトルに入る演出には、思わず「上手い！」と感じ入った次第。
• 耳ピクピクとレッツゴー！指輪！。地味にシュール。特に耳がBパートの布石になるとは、この海のリハク以下略。
• 中身が入れ替わったみゆき×キャンディのフォローに回るプリキュア部の面々。キャンディの余りの幼児プレーっぷりに、途中から試合放棄モードに入った「世の中にはこういうあざとさもあるのか！」黄瀬やよい嬢＠CV金元寿子女史、ツインで必死のフォローを重ねるも悉く討ち死に状態な緑川なお嬢＠CV井上麻里奈女史と青木れいか嬢＠CV西村ちなみ女史。「社会の時間に社会的な自分の死を悟って思わず顔を覆う」キャンディモードのみゆき嬢。もう観てらんない。でも観るしかなかった、その容赦無い狂気のオンパレード。
• 交番に魔法グッズの失せモノ相談するマジョリーナさん。マジ痴呆老人。でも動体視力はイチロー並み。そして「呼称」を気にするその女心。ちょっとラブリー。
• 赤ん坊なりに、自分の役を演じようとしたキャンディの努力を汲んで挙げられなかった狭量さを反省するみゆき嬢。何故怒られたかは理解できなくても、みゆき嬢に謝ろうとし、戦闘時には「みゆきならこうするはず」と自分モードのみゆき嬢を守ろうとするピュアキャラ・キャンディ。イイハナシダナー。
• 公園へのプリキュア部登場、SE3段落ち。NICE。
• ロデオボーイ（違）なアカンベェ。その正体は「必殺技はデビルトムボーイ」スプリングマン＠キン肉マン。で、6人目のプリキュア・キュアキャンディ、「必殺技はイシュタールの暁星」ファラオ＠魁！男塾。オールドな週刊少年ジャンプ読者大喜び。しかし、本シリーズ初？の肉弾戦が、スプリングマンvsファラオって…最高やん☆。
• この1話のためだけに作られたであろう、キュアキャンディの変身とハッピーシャワーバンク。このこだわりや良し。
• BBAさんの「モトニモドール」にキュアマーチとダブルツッコミを入れ、そのクスリGETのために体を張った日野あかね嬢＠CV田野アサミ女史。流石はキュアサニキもといキュアサニー、美味しいところを持っていくZE。
• 今日のキュアピースじゃんけんはグー。夕方のサザエさんとの勝負、連勝なるか？。
• キュアビューティは今回いいところなし。相方候補の緑も今回は橙とのNISSANコンビだったしな。近いうちに、青×緑のコンボ技とかも観てみたいものです。
• EDは、キュアピースがトップバッター。やっぱりローテーションなのかな？。
• 次回予告。エイプリフールで黄にリストラの危機（笑）。この手の話は作品を問わず結構楽しみ。
• 今回は、小林雄次脚本×田中裕太演出・絵コンテ×大谷房代作監。スイプリではアレだった脚本の小林氏が急成長したのか、演出の田中氏が相変わらずの絶好調だったのかは分かりませんが、ふつーの定番ギャグ回を小ネタギャグとテンポの良さでここまで面白くしたスマプリスタッフの実力は大したものと再認識。このままあと約40話+α、突っ走って欲しいものです。