いや、だから1位になんてならなくていいんだってばよ。
名を捨て実を取ってこそ真の商人。
米ゼネラル・モーターズ(GM)は23日、昨年の世界販売台数が936万9524台だったと発表した。トヨタ自動車と首位争いを繰り広げたが、結局、年後半にGMが新興国市場などで追い上げ、1931年以来の首位を守った。トヨタが今月10日に発表した世界販売台数は936万6418台(子会社のダイハツ工業と日野自動車を含む)で、わずか3000台の差でトヨタは初の販売世界一を逃した。
昨年の世界販売は上半期(1~6月)、トヨタがGMを抜き、上半期として初の世界首位に立っていた。ただ、GMは夏以降、中国など新興国で販売を大幅に伸ばし、1~9月の累計では、約1万台の小差ながら再び逆転、GMはそのまま逃げ切った。
しかし、世界生産台数では、トヨタが951万台とGMの928万台を上回り、初の世界首位となった。トヨタは今年、世界生産995万台、世界販売985万台とさらなる上積みを計画している。
一方、燃費効率の悪い大型車主体のGMはガソリン価格の高騰に直撃され、主力の米国市場で販売が低迷している。トヨタが今年、世界販売で首位となる可能性は高いとみられる。【谷川貴史】
(1月23日 毎日新聞)
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