不安に包まれ無数の大衆は
不満だらけな瞳(め)で政府を見つめてる
誰もが指導力を私に望むけど
欧州ASEANに持って行けるものなど
北の制裁を迫る決議追認のような
無難なものばかり
海外に自衛隊派兵をやりたいけど
国民投票法案早く通そうとしても
支持率低下でほら自信揺らぐよ
何処に活路を探せばいい?
song by 影が薄くなる一方の人
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現在の安全保障会議が「単なる連絡会=実効性の無い代物」なのは言うまでも無いことですが、では、現在検討中の国家安全保障会議ならば、米国の大統領補佐官+実務者グループのような、ガチガチの情報分析・立案能力を持つことができるかと言えば、それも疑問。
何しろ日本には、そのための情報機関が存在しない。内調であれ陸幕二部であれ公安外事一・二課であれ、各々の領域で縦割りの情報収集をやっているに過ぎない。もし、国家安全保障会議を安全保障会議のようなお飾りで終わらせる気が無いのなら、とりあえずは内調の再編も含めて、外交・安保政策立案サポートを目的とした官邸直轄の情報機関を設立すべきと考えます。
もっとも、日本版NSC問題を考慮するに当たって一番危惧しているのは、そういう組織論的な点じゃなくて国家安全保障担当補佐官が小池百合子女史という点。だって、政治家としての小池女史って思想のベクトルはともかく、自己の保身関連以外の空気を全然読めない人間じゃん。こんなのに国家安全保障会議の創立任せて、本当に大丈夫なのかマジ心配なんですけど。
「日本版NSC」会議 閣僚会議下部に事務局 座長案提示、国会提出へ
日本版NSC(国家安全保障会議)創設を検討している「国家安全保障に関する官邸機能強化会議」(議長・安倍晋三首相)は15日午前、首相官邸で4回目の会合を開いた。石原信雄座長は、NSCの組織形態として、現在の安全保障会議を残しつつ、小人数の閣僚会議を置き、その下部に外交・安保に関する情報を分析する事務局組織を設ける座長案を示した。会議は2月中に意見集約し、通常国会へ安全保障会議設置法など関連法案の提出を目指す。
座長案で示した閣僚会議は、首相、官房長官、外相、防衛相らが構成メンバー。外交・安保政策の中長期戦略を協議・調整する場と位置づけるが、参加閣僚数などは意見集約されなかった。
首相のほか、閣僚8人で構成する現在の安保会議は、小人数の閣僚会議の調整結果を総合的に審議する機関として残すことになった。安保会議は、国防や緊急事態を主なテーマに内閣官房が事前にまとめた案件を了承するだけで「形骸(けいがい)化している」との指摘があるが、「総合的に審議する場が必要だ」(関係者)と判断したという。
事務局組織は、専門的知識を持つ省庁職員や政治任用による民間有識者で構成。北朝鮮や中国など各国情勢の分析や省庁間調整などを行い、閣僚会議に助言を行う。
会議終了後、小池百合子首相補佐官は記者団に「とても具体的かつ効果的な議論が交わされた」と強調。石原座長は「現在の安保会議とは別に、もっと機動的に審議できる(閣僚)会議をつくろうという点では、だいたい意見が一致した」と述べた。
日本版NSCは、安倍首相が長く温めてきた構想で、昨年9月の所信表明演説でも「首相官邸における司令塔機能を再編・強化し、情報収集機能の向上を図る」と明言した。12月5日の第2回会合には自らも出席し、外交・安保分野に関して、(1)総合的検討(2)長期戦略の検討(3)情報収集・分析機能の強化-の3点を軸に研究するように指示していた。
(1月15日 産経新聞)
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