プロボクシング協栄ジムの金平桂一郎会長(40)は2日、東京・大久保の同ジムで緊急会見し、所属選手のWBA世界ライトフライ級王者・亀田興毅(19)が負傷したため、18日の初防衛戦(東京・有明コロシアム)を延期したと発表した。浪速の闘拳は先月29日の練習中、左まぶたに8針を縫う裂傷を負い、全治1か月の「左眼瞼(がんけん)挫創」と診断された。同級1位ファン・ランダエタ(27)=ベネズエラ=との因縁決着戦は、12月中旬以降の年内開催に持ち越された。
緊急会見の場に興毅の姿はなかった。金平会長は60人以上の報道陣、7台のテレビカメラの前に1人で現れ、頭を下げた。「ファンの皆様には非常に申し訳なく思っております。深くおわび申し上げます」興毅、父の史郎トレーナー(41)が欠席したことは「(興毅は)ショックを受けており、私の判断で欠席させた」と説明した。
負傷したのは先月29日。亀田家の都内の合宿所で4ラウンドを予定したスパーリングの2ラウンド目だった。相手の日本人選手のパンチで、左まぶたを目尻から中央にかけ約2センチ切った。けがの予防で試合用の8オンスより重くて大きい14オンスのグラブを使用。ヘッドギアも着用したが、この日に限っていつものフルフェースのものでなく、顔の部分が空いたものを着用していた。8月2日のランダエタ戦で右まぶたを切ったのに続く生涯2度目の流血だった。
すぐに都内の病院で8針を縫い、全治1か月と診断された。抜糸だけで10日前後かかり、完治するまでさらに20日を要するため、最終的に18日の世界戦にドクターストップがかかった。
翌30日にはベネズエラのWBA本部と相手陣営に延期を連絡。日本ボクシングコミッションにはこの日、報告した。本来、指名挑戦者との防衛期限は90日以内と定められているが、WBAは延期を承認し、早期の試合を協栄側に通達。「年内決着」という興毅の強い希望もあり、12月中旬以降予定の興行「亀田のけんか祭り」で行うことを決め、首都圏の大会場確保に入った。
金平会長は「まだ本人には会ってないが、興毅は『悔しい。気持ちを切り替えて頑張りたい。皆さんによろしくお伝え下さい』と言っていると聞いた」と代弁した。
8月2日の王者決定戦を制しながら、2-1の微妙な判定が物議を醸した。世間の逆風を浴びながら汚名返上に燃える興毅と一家だったが、目前に迫っていたその舞台が遠のいた。汗が出やすい8月の試合でさえ減量に苦労した19歳の育ち盛りが、気温の低い12月の試合では、さらに調整に苦しむことは必至。まぶたのけがは癖になりやすい。金平会長は「これも試練なのかも知れない」と険しい表情で語った。
(スポーツ報知) – 10月3日
「最初の発表後、『ヘッドギア着用してたのに何故瞼を8針分もカット?』と疑問を提示されたら、『フルフェイスじゃなかったからです』と後付で泥縄発表」
「事故後のお父ちゃんのTV出演の時も、30日の興毅自身のブログでも怪我のことなんざ億尾にも出さなかったのに、TBSが大晦日での中継をやめると決めた瞬間に防衛戦延期を発表、防衛戦と抱き合わせになった『けんか祭り』とやらの宣伝強化が同時にスタート」
「一般的にこのようなケース(王者の負傷)では暫定王者戦が組まれるもんなのに、何故か亀田に関しては速攻で温情措置の防衛戦延期を決定>WBA」
「そして何と言っても本人不在の記者会見」
亀田一派のやることは疑いだしたらキリが無いとは言え…もうちょっとマシな演出はできんのか?怪我が事実であれ虚偽であれ。自分から疑ってくれと言ってるようなもんじゃん。とりあえず、引きこもり決め込んでいるうちに、ランダエタが引退ないし暫定王者戦で敗退→Lフライ級に残る理由が無くなり、晴れてライト級に再転向なんてオチだけは勘弁な。
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