アニメーションRE休刊へ(6/30)

 あらたなアニメ雑誌として昨年7月に創刊された「アニメーションRE」が、休刊することになった。“アニメの心を取り戻すトリビュートマガジン”をキャッチフレーズに新たな総合アニメ誌を目指したが、創刊から3号でその短い歴史を閉じることになった。

休刊の理由は売れ行き不振とされており、アニメ雑誌の世界で長らく続く「ニュータイプ」と「アニメージュ」の2強体制を打ち崩すことが出来なかった。

これまで新しいアニメ雑誌は何度となく創刊されてきにも関わらず、トータルのアニメ雑誌の数にはあまり変化がみられない。これはアニメ雑誌を講読するアニメファンの人口が、長い間大きな変化をしていないことを表しているのかもしれない。

出版元はアニメ制作会社マッドハウスをグループに持ち、先頃は竜の子プロダクションに出資したばかりのインデックスグループのインデックス・マガジンズである。今後はグループ内のコンテンツ資産を活用した展開も期待できただけに、早過ぎる決断は残念でもある。

同じアニメ雑誌ではアニメだけでなく映像やゲームなどにも視野を広げ、ビジネス的な観点から捉えることで注目を浴びていた「日経キャラクターズ」が、今年に入って発売の間隔を隔月刊から季刊に変えている。

また、オタクのための総合誌を目指した「オタクエリート」は、創刊早々に出版元のビブロスが倒産するなど、アニメ系、おたく系の新雑誌の受難が続いている。

この情報は桀紂屋さんの「アニメーションRE休刊」の記事を参考にさせていただきました。

(アニメ!アニメ!ニュース 6/30)

各世代内におけるヲタク層の実数及び割合自体は現状維持、購買余力の比較的大きい20-30歳代の「大きなお友達」も減りこそすれ増えることはないと考えれば、市場の縦横どちらを観ても新規需要が創出される余地は少ない。当然の結果でしょう。

ただ、ここまで「堪え性が無い短気な」決定ってのは、インデックスのカルチャーってのが「かなーり」影響しているでしょうね。マッドハウスとの一件についても、あの借金体質とDからやってきた某氏の浅慮さえなければ、もう少しマシな落としどころがあったと思うんですが。

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