【ソウル=福島恭二】韓国統一省は24日、25日に予定されていた南北縦断鉄道「京義線」「東海線」の試験運行について、北朝鮮が中止を通告してきたことを明らかにした。
北朝鮮側は24日、「軍事保障措置がとられていない」などと理由を説明してきたという。朝鮮戦争以来、55年ぶりの運行再開は先送りされる。
南北は13日、京義線の●山―開城駅間、東海線の猪津―金剛山駅間でそれぞれ試験運行を実施することで合意。関係者や報道陣各100人が乗車する予定だった。(●はサンズイに「文」)
(読売新聞) – 5月24日
両国はまだ「休戦」中であり、いつ攻め込んでも攻め込まれても文句の言えない間柄。先週の南北将官級軍事会談が不調に終わった以上、北朝鮮からすれば純軍事的に当然の結論ですわな。そこらへんの現実から目を逸らして、選挙対策と実績作りのために金と資源を浪費した盧武鉉大統領とウリ党こそいい面の皮と言うべきか、所詮は左巻きな甘ちゃん集団と言うべきか。
それでも盧武鉉&与党:ウリ党の勢威が健在だったら、北朝鮮もここまで無茶はしなかったでしょうね。「こいつらはもうだめだ。交渉からなんからまとめて切ってしまえ」と盧武鉉達を見限ったか、それとも「ハンナラ党の優勢に冷や水をぶっ掛けるために南北縦断鉄道をダシに使うか」との政治的意志が働いたのか。とりあえず、一番得をしたのは北朝鮮だということは間違いなさそうですね。今回の騒動で韓国側の心情が一時的に悪くなっても、また秋波を送れば軽く食いついてくると考えているだろうし。そして実際そうだろうし。
朝鮮民族を読み解く―北と南に共通するもの (ちくま学芸文庫)
- 作者: 古田博司
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 63回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
コメントを残す