角川書店がアニメファンド設立・20億円規模

 角川ホールディングス傘下の角川書店は、総額20億円の大型アニメファンドを設立した。今後5年間に制作するテレビや映画などのアニメーション作品35本を投資対象とする。日本の映画は関係者で構成する制作委員会方式で資金調達するケースが多いが、特別目的会社(SPC)をつくるなどして純粋な投資目的での出資を可能にした。ファンドには角川書店のほか日本政策投資銀行など金融機関が出資する。

 複数作品を対象とするアニメファンドは珍しい。角川書店は中期的に多数のアニメ作品を制作する計画があることから、関係者以外にも出資者を広げる調達手法を採用した。第1弾となるテレビアニメは近く放送される予定。先行して回収した資金の一部は再投資して資金効率を高める。

(2006年5月22日/日本経済新聞)

 これってファンド形式を採ってますが、実態は角川の制作資金調達の間口を「広げた」だけに過ぎませんね。少なくとも金融商品としての要素は皆無です。ちなみにSPC方式を採用しているのは、個々の作品単位での収益状況を精査するというよりも、作品のオールライツをSPCに預けて、償却終了後に安値で買収する腹だから。この記事、ちょっとばかり角川の本音へのツッコミが弱すぎだなあ(^^;。

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