自衛隊、スーダンへの派遣検討…南部地域でPKO参加

 「紛争の黒幕」中国と如何して轡並べて仕事せにゃならんの?という疑問はさておき、対アフリカ政策考えると、日本としても「放置」「傍観」という選択肢はありえない。

 しかし、今のダンフールは、下手するとアフガンやイラクより危険だぞ。96式装輪装甲車や89式装甲戦闘車あたりを相当数投入しないと、確実に殉職者が出そうな悪寒がするんですが…。今の政府・与党にそこまでふんぎる気概はあるだろーか?。

 政府は15日、スーダン南部に展開する国連平和維持活動(PKO)部隊の「国連スーダン派遣団(UNMIS)」に自衛隊を派遣する検討に入った。

 同国西部のダルフール地域で展開中のPKOとは別の活動で、和平合意の履行確認や地雷除去支援などの任務を想定している。

 スーダン南部では、1983年以降、北部のイスラム教徒を主体とする政府と、キリスト教徒の多い南部地域を基盤とする反政府勢力が激しい内戦を繰り広げてきたが、2005年に和平合意が成立した。

 UNMISには昨年8月末現在、日本を除くG8(主要8か国)のほか、中国や韓国も要員を派遣、部隊要員8809人、文民警察要員660人、軍事監視要員607人が活動中だ。日本政府はこれまでの検討で、国連平和維持活動協力法(PKO協力法)が定める自衛隊参加5原則を満たすと判断した。

 ただ、UNMISの活動では、昨年9月末現在、病気や事故などによる犠牲者が計26人出ており、自衛隊派遣には異論が出る可能性もある。

 ダルフールのPKO「国連・アフリカ連合合同部隊(UNAMID)」を巡っては、欧米に日本の参加を期待する声もあったが、PKO協力法が定める紛争当事者間の停戦合意がなく、自衛隊は参加できない。

(2月16日 読売新聞)

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