チャールトン・へストンさん死去 『ベン・ハー』『エル・シド』『猿の惑星』…名優また1人

 古き良きハリウッド黄金期大作の常連さんでしたね。個人的に好きなのはやっぱり「ベン・ハー」かな。何回観たか覚えてない位観ましたよ。ええ。

 記事内ではガチンコ保守派っぽく書かれているけど、人権問題では比較的リベラルな御仁でもあったり。いずれにせよ20世紀を代表する偉大な名優の一人でいらっしゃいました。謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

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 アカデミー賞主演男優賞に輝いた『ベン・ハー』をはじめ、『十戒』『エル・シド』など、1950~60年代に英雄的な役柄を演じ、絶大な人気を得たチャールトン・へストンさんが5日(土)夜、カリフォルニア州ビバリー・ヒルズの自宅で死去した。84歳だった。

 スポークスマンによれば、妻のリディアさんにみとられての最期だったという。死因は老衰との情報もあるが、02年にアルツハイマーの徴候があることを明かしていた。

 1924年10月4日、イリノイ州エヴァンストン生まれ。ノース・ウエスタン大学で演劇を専攻し、そのときの仲間だったリディアさんと結婚。47年、妻と旗揚げした劇団でブロードウェイに進出し、テレビでも活躍した。

 学生時代に仲間たちと製作した数本の映画に出演したことはあるが、50年『虐殺の街』で映画デビュー。53年『地上最大のショウ』でセシル・B・デミル監督に抜擢され、注目を浴びる。“ミケランジェロの彫刻”と称された肉体美やよく響き渡る美声で、一気にスターダムを駆け上がり、『ベン・ハー』はアカデミー賞歴代最多の11部門を制覇し、『エル・シド』『北京の55日』など50~60年代にスペクタクル大作の顔として名をはせ、66年から5年間、米俳優組合の会長も務めた。

 71年『アントニーとクレオパトラ』では監督にも挑戦。90年『クライシス2050』で日本映画にも出演している。その他の代表作に『ジュリアス・シーザー』、『猿の惑星』、『大地震』、『原子力潜水艦浮上せず』などがある。

 98年から全米ライフル協会の会長を務め、02年のドキュメンタリー映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』ではマイケル・ムーア監督の直撃を受けて“出演”し、話題となった。

(4月6日 VARIETY)

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