イタリア・レッチェで開催されていたG8財務相会合が、「世界経済の安定化を示す兆候がある」との景気判断を盛り込んだ共同声明を採択して閉幕。
<G8財務相会合>声明に「経済、安定化の兆し」盛り込む
【レッチェ(イタリア南部)斉藤望】日米欧露の主要8カ国(G8)財務相会合は13日午後(日本時間同深夜)、「世界経済には安定化の兆しがある」とする景気判断を盛り込んだ共同声明を採択し、閉幕した。「年内に回復を始めるだろう」とした4月の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)から前進させ、最悪期は脱したとの認識を示した。景気回復後に財政健全化に取り組む「出口戦略」についても、「持続的な成長のため重要」として、各国ごとの事情に応じて取り組むべきだとした。
声明は、4月以降、各国で鉱工業生産の反転や株価の上昇など、明るさが出始めたことを踏まえ、危機対応一色だったこれまでの政策からの転換を目指す姿勢を示した。ただ、金融不安の続く欧州諸国は慎重姿勢を崩さず、「(経済情勢は)依然として不確実で、大きなリスクが残っている」との見方も併記。焦点となっていた「底打ち宣言」は明確には打ち出さなかった。また、金融機関の規制、監督について、国際的な共通の枠組み作りで一致。新興国にも参加を呼びかけ、金融危機再発防止に向けた取り組みを強化する。
12日に国連安全保障理事会で採択された北朝鮮への追加制裁決議を踏まえ、「決議に盛り込まれた金融制裁などを効果的かつ速やかに実行する」ことも声明に盛り込んだ。
◆G8財務相会合共同声明(骨子)◆
▽世界経済は安定化の兆しが出ているが、不確実性が残る
▽安定軌道に乗せるため、引き続きあらゆる政策手段を取る
▽「出口戦略」は長期にわたる持続的な回復に不可欠
▽国際的な企業、金融機関の活動についての共通の原則、基準を策定
▽国連安保理決議に沿った北朝鮮に対する金融制裁の効果的な実行
▽保護主義を取らない約束を再確認し、ドーハ・ラウンドの合意に向けた作業を継続
(6月13日 毎日新聞)
確かに、2009年1-3月の頃と比べれば、建機・産機の一部を除くとかなり景況に明るさが戻ってきました>世界経済。ぶっちゃけアメリカの景気後退はこれからが本番だし、昨年までの過剰供給と実需の乖離から考えるとピーク比7割程度の回復がせいぜいですが、それでもまあ、全滅よりはマシ。「先行指標」たる日経平均も1万円台を回復しましたし、市場もその空気を読み始めてきているといったところでしょうか。
もちろん、「治りかけで油断→症状再発」のリスクがあるのがこの時期。各国とも無理は禁物ですけど、さりとて、
「この時期、景気回復に全力全開してくれない国さんには、納得のいくお話を聞かせて欲しいの♪」
特に、未だに内ゲバに力を割いている日本政財界さんからは、じっくりお話聞かせて欲しいの。つか、実力行使されてお話聞かれるのがいやなら、とっとと内ゲバやめやがれなの。
今日の一銘柄
- パナソニック電工(6991):パナソニック子会社、住宅・ビル設備の総合メーカー、家電製品も展開、電子部品を育成。LED照明とヒートポンプのエコテーマ2つに注目。もう一段上げの展開に期待。6/12日終値は前日比30円高の811円。7月第1週中の目標株価910円。向こう半年間の目標株1,200円。
5/21-5/25に挙げた4銘柄(目標設定:6月第2週末)は対日経平均騰落比で3勝1敗。目標株価への到達の是非では1勝3敗。期間中に日経平均が1割上げる中、全体として割負けず、目標株価も僅差で届かなかっただけ。先週に続いていい感じ♪。
ここで脈絡アリアリで「劇場版 「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」 pv」を紹介。
某Zガンダムの轍を踏まず、TVシリーズを大事にして再現してくれればそれで十分と願う次第(^^;。どうでもいいけど、なのはさん腕細くなったねー。
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