既存利権の奪い合いでなければ、是々非々で政治的妥協はできるorベクトルは揃えられるという好例。もっとも、それを抜きにしても、今回の法案はその中身といい提出タイミングといい、関係者はなかなかのGJですな。事実、米ロ中どこも文句は言ってきてないし。
さて、こうなると次は具体的にどのような装備や技術を開発するかですな。偵察衛星は一応配備済みだし、順当に考えれば弾道ミサイルの迎撃システム関連でしょうか。個人的にはAMBACシステムを搭載した機動兵器とかパワードスーツとか、反射衛星(やめい>自分)とか。
衆院内閣委員会は9日午後、ミサイル防衛(MD)に使用する早期警戒衛星の打ち上げなど、自衛権の範囲内で宇宙の軍事利用を可能にする「宇宙基本法案」を自民、公明、民主3党の賛成多数で可決した。13日に衆院を通過、参院に送付され、今国会中に成立する見通し。
法案は「宇宙開発利用は憲法の平和主義の理念にのっとって行われる」とした上で、「わが国の安全保障に資する宇宙開発利用を促進」すると明記した。
具体的には、首相を本部長とする「宇宙開発戦略本部」を設置して宇宙産業の国際競争力強化や国際協力、学術研究などを推進。法施行後1年をめどに内閣府に「宇宙局」を設ける。また、宇宙航空研究開発機構の見直しも盛り込んだ。
(5月9日 時事通信)
コメントを残す